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プロが太鼓判「この餃子がうまい!」

4/22(土) 11:30配信

TOKYO FM+

新聞や雑誌の記事によると、去年あたりから空前の餃子ブームなんだそう。最近は新しい餃子の専門店も次々にオープンし、特に女性の間で餃子人気が高まっているそうです。今回は各地のおいしい《餃子》情報や、家庭でのおいしい作り方を、TOKYO FMの番組の中で詳しい方々に教えてもらいました!

◆「365日食べても餃子は飽きない!」
~声優、餃子評論家 橘田いずみさん

── 声優なのに餃子評論家なんですか?

私は昔から家でお米を一切食べない代わりに、餃子を主食にする生活を送っていました。今でも1年365日、計算するとだいたい年間450回くらいは餃子を食べていますね。たとえば休みの日に家にいたら3食とも餃子です。餃子を作るのも好きで、ストレス発散に餃子を作るんですが、作ったら食べなきゃいけませんから(笑)。

餃子は何を入れても美味しくなります。めずらしいところでは烏龍茶の茶葉や、たくあんを入れると風味が香って美味しいですし、キュウリの餃子にレモンをかけるのもおすすめです。温めたキュウリは意外なくらい美味しいのでぜひお試しください。

タレは基本は酢醤油です。お酢は京都の「千鳥酢」が餃子にすごく合うので気に入って使っているんですが、最近は都内のスーパーでもけっこう手に入ります。とてもさっぱりとしていて、酸味があるけど尖っていないんです。お酢7に対して醤油3くらいの割合で、ラー油はあまり使いません。1日に何軒も食べ歩くとラー油で舌が痺れて餃子本来の味がわからなくなってしまいそうだったので使わなくなりました。

── 橘田さんのおすすめのお店を教えてください!

阿佐ヶ谷の『ワシン トーキョー』は野菜バキバキの餃子を味わえます。私は野菜の歯ごたえが好きなんですが、このお店は荒く刻んだ野菜がシャキシャキを越えてジャキジャキなんです。餃子の種類も豊富ですし、野菜が多い餃子は食べれば食べるほど痩せていく気がします。お店の雰囲気もすごくお洒落で女子向けですね。女性1人でも入れます。

自分へのご褒美餃子なら『筑紫樓』。フカヒレで有名なお店なんですが、ここのエビ入り水餃子はリピーターにならなかった女子を見たことがないというくらいの絶品です。エビのぷりぷり感はたぶん世界一だと思います。ドレッシングと酢醤油の中間みたいなタレもおいしくて、私はちょっと囓った餃子にこれでもかとタレを染みこませて食べています。

それから餃子といえば宇都宮。普通、餃子は肉汁たっぷりなのが良いとされますが、実はそこには野菜の汁がけっこう含まれています。それを実感できるのが宇都宮餃子です。野菜の汁でジューシーな宇都宮餃子はいくらでも食べられます。『みんみん』はピリッとした味ですし、『龍門』は薄皮で野菜の歯ごたえがしっかり。お店によって皮の厚さも違うので、ぜひ宇都宮でいろんなお店をめぐって、自分好みの餃子を見つけてください。


◆「一度は行きたい餃子のおいしいお店」
~「東京餃子通信」編集長 塚田亮一さん

── 宇都宮や浜松のほかにもご当地餃子はありますか?

東京のご当地餃子なら蒲田の「羽根つき餃子」ですね。この餃子は『ニーハオ』というお店の八木さんが発明したのですが、この方はもともと中国残留孤児でした。帰国後に小さな中華まんじゅうを大きな鉄板で焼く技法を応用して餃子に羽根を付けたらとても評判が良かったので、30年くらい前に蒲田でお店を始めたんだそうです。

この羽根つき餃子、ここ10年くらいで一気に有名になって、現在は『ニーハオ』に加えて八木さんのご兄弟が営む『金春(コンパル)』 『歓迎(ホアンヨン)』が羽根つき餃子の御三家と呼ばれています。さらに蒲田には息子さんやお店で働いていた方が独立した羽根つき餃子のお店がいくつもあるので、ハシゴして食べ比べると味の違いがわかっておもしろいでしょう。

── そのほかに餃子で人気のお店といえば?

『亀戸餃子』は、わんこそばのように餃子が出てくるのがユニークです。カウンターに座ると5個×2皿の餃子がデフォルトで出てきて、それを食べ終わると次に行くかどうかを店員さんに確認され、お願いするとまた餃子が出てきます。ほかの料理もご飯もないので、メニューは餃子と飲み物だけ。1皿250円で、野菜が多くて軽めの餃子なので、誰でも6~7皿は食べられると思います。

赤坂の『みんみん』は、お酢とコショウで餃子を食べるお店です。餃子のタレにお酢を使うのは、舌に油が接すると味がわからなくなるので、ドレッシングのようにお酢で油を包むため。ラー油ではなく粗挽きの黒コショウなのも同じ理由でしょう。餃子にこだわっているお店はタレなしでもおいしく食べられるように作っているところが多く、つけるとしてもお酢とコショウだけというお店は最近かなり増えています。

── 餃子のタレも地域によって特色があるんですか?

九州だとポン酢に柚子胡椒というお店が多いですね。神戸だと味噌だれです。お店によって白味噌ベースだったり赤味噌ベースだったり調合が違いますが、それをお酢やニンニク、ラー油などで自分好みにアレンジして餃子につけます。餃子は自由な食べ物なので、いろんな食べ方をご家庭で試して、好みの味付けを探してみてはいかがでしょうか。


◆「お取り寄せで全国の餃子を味わおう」
~しかけ株式会社 代表取締役、餃子ジョッキー 小野寺力さん

── 餃子ジョッキーって何をするんですか?

DJ(ディスクジョッキー)はレコードを回していろんな音楽をかけて、みんなを楽しませる人のこと。餃子ジョッキーも同じように餃子をいっぱい焼いて皆さんに提供しています。回すのはターンテーブルとレコードじゃなくて、コンロとフライパンですが(笑)。

私たちが主催している餃子イベントではだいたい100人くらいの方に参加していただいています。そして全国から10~20種類くらいの餃子を取り寄せて、それを私たちが焼いて召し上がっていただくという寸法です。日本全国で1500種類くらいの餃子が通販で取り扱われているので、その中からおいしそうなモノや旬なモノを選んでいます。

── そんなに餃子って通販されているんですか!

餃子の通販をやっている会社だけでも600店舗くらいあります。たとえば香川県の『たれ屋』は餃子通販専門のお店。クロワッサン餃子という商品が有名で、お取り寄せが1年待ちという人気ぶりです。クロワッサンのようにサクサクした食感が特徴で、その皮をおいしく食べるための焼き方もちゃんと書かれています。

また、その名前のとおり『たれ屋』さんには餃子のタレもいろんな種類があります。基本的にはお酢と醤油のセットなんですが、ちょっとした変わり種があったり、すだちと大根おろしが入っていたり。僕はお酢だけで食べるのが好きですし、マニュアルには「蜂蜜にマヨネーズを入れてゴマを振りかける」なんてタレも載っていますね。野菜系の餃子には蜂蜜がけっこう合います。

── 餃子を自分で焼くのは難しくないですか?

たしかに難しそうに感じるかも知れませんが、ちゃんとマニュアルが付いてくるので、そのとおりに作ればだいたいおいしく作れます。ただ、作り続けているとこだわりたくなって、サラダ油じゃなくて米油を使いたくなったりはしますね。油の香りがあまりしないほうが餃子自体の味と香りを楽しめていいかなと思って、私は米油を使っています。

私のイチオシは宮崎県の『ぎょうざのまるおか』。ここは野菜がしっかりしていて、皮に粉が多めに付いているので焼くと羽根が上手くつきやすい餃子です。北海道の『ぎょうざの宝永』はもっちりした皮とジューシーなお肉がおいしいですし、仙台の『あおば餃子』は特産の雪菜を練り込んだ緑色の皮が特徴的。こんなふうに全国にはさまざまな餃子があって、通販で取り寄せることができるので、ぜひお試しください。

(TOKYO FM「ピートのふしぎなガレージ」4月15日放送より)

最終更新:4/22(土) 11:30
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