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【F1】ウェーレイン、怪我の情報を公開しなかったザウバーを擁護「チームは何も隠していない」

4/22(土) 21:49配信

motorsport.com 日本版

 開幕2レースを欠場したザウバーのパスカル・ウェーレインは、その欠場に関して一部の人々から批判を受けていた。しかし彼は、プライベートなことを公表したくないという彼の考えを尊重してくれたチームのことを支持している。

【写真】ウェーレインは、今シーズンの初レースとなったバーレーンGPを11位でフィニッシュした

 ウェーレインは、1月のレース・オブ・チャンピオンズでクラッシュを喫し頚椎を3カ所も圧迫骨折してしまった。彼はそれに耐えながらも、“背中の問題“を理由に最初の合同テストを欠席することになってしまった。

 彼は開幕戦に出場するためにオーストラリアに向かったものの、金曜日のフリー走行後にレースの欠場を決めた。またその後の中国GPも欠場し、先週末のバーレーンGPでようやくレースに復帰した。

 月曜日、ウェーレインは初めて療養中の写真をツイッターに投稿し、当時の状況の重大さを明かした。

「これがヒストリーだ。あの怪我以来、僕のためにとてもハードに仕事をしてくれた人々に感謝する。特にザウバーとメルセデスにもね!」とウェーレインは投稿している。

 開幕2レースを欠場するという彼の決断は、一部の人々から批判を受けることとなったが、ウェーレインは早期にこの写真を投稿したくなかっただけだという。

 ウェーレインは写真の投稿について、「(写真を投稿することを)許可されていたけど、僕はそうしたくなかった」と話した。

「僕はすべてのことを公の場でシェアすることが好きじゃないんだ」

「僕はレーシングドライバーという仕事の一部としてソーシャルメディアを使っている。だからプライベートなことはソーシャルメディアでシェアしたくない。この怪我もプライベートなことのひとつだ。しかも、これは深刻な怪我だった」

 彼の怪我の程度について完全に公開されることはなかったが、ウェーレインは、ザウバーは何も隠していないと主張し、怪我や欠場に関して“勝手なファンタジー“を創作した人々を批難した。

 怪我の事を隠してきたことはミスだったかと尋ねると、彼はmotorsport.comにこう話した。

「いいや、そうは思わない。先週話したように、人々は僕がどんな状況にいたのかも知らないのに、僕のことを批判していた」

「みんな、僕が怪我をしたということを知っている。医者やFIAからレースの出場許可を得たことも知っているはずだ。もし筋肉の痛みを抱えていたら、そのようなこと(批判)は普通は起こらない」

「背中を怪我しているということを僕たちは明かしていた。いずれ良くなると思う。僕たちが話したことがすべてだ。誰にも嘘をついていないし、何も隠していない。背中を怪我したのだと常に言ってきた。でもすぐに良くなるとわかっていたから、問題ではなかった」

「これが僕たちが話してきたことだ。それでも、また“ファンタジー“を創作し始める人もいるんだろう」

 ウェーレインは、オーストラリアに向かう段階ですでに体調に関して不安があったといい、開幕戦を欠場することは精神的にもタフだったと認めた。

「自分の怪我のことや、どれほど悪いのかということをわかっていた」

「ザウバーもメルセデスも僕の怪我のことをわかっていた。怪我は深刻だったし、僕のキャリアを終わらせる可能性もあったから、ザウバーとメルセデスからプレッシャーを受けることもなかった」

「メルボルンでマシンをドライブして、その後背中のことや体調を考えて、マシンに戻るには早すぎたと気付いた。もちろん、とてもフラストレーションを抱えた」

「僕にとってつらい時間だった。いつも心の中では、メルボルンに行ってレースをすると思っていたのに、それができなかった。金曜日の夜にそれに気がついた時は、辛かった」

「辛かったけど、もう一度言うと、メルセデスもザウバーも僕に何かを急かしたりはしていない。両チームからは素晴らしいサポートを受けた」

「メルボルンからここまではタフな時間を過ごした。できる限り早くレースに戻りたいとだけ考えていたから、特に精神的には辛かった」

Pablo Elizalde