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朴前大統領、三成洞の私邸を売却…29日に内谷洞へ居を移す

4/22(土) 7:31配信

ハンギョレ新聞

大統領府の警護室・警護棟のため 自宅裏の平屋一戸建て住宅の購入手続きに着手 67億5千万ウォンで売却し ファッションデザイナー所有の内谷洞住宅を28億ウォンで購入 警護・警備問題解決という意味も…差額は弁護士費用に使うもよう 初の裁判手続き、来月2日に開始、初出廷は5月中旬に

 朴槿恵(パク・クネ)前大統領がソウル江南区(カンナムグ)三成洞(サムソンドン)の自宅を売却し、ソウル瑞草区(ソチョグ)内谷洞(ネゴクドン)に新居を用意したことが21日確認された。朴前大統領側は29日に新しい家に引っ越すことにし、荷物を整理している。大統領府警護室はこの日、警護棟の建物として使用するため、朴前大統領の内谷洞私邸の周辺に一戸建てを購入する手続きに入った。

 朴前大統領が購入した住宅は2008年に建てられた2階建ての一戸建てだ。1階は153.54平方メートル(44.54坪)で部屋が2間あり、2階は160.1平方メートル(48.43坪)で部屋が3間ある。全体規模は三成洞の住宅とほぼ同じだ。この住居が昨年売りに出された時は25億ウォン(約2億4800万円)だったが、実際の取引は28億ウォン(約2億7700万円)で行われたという。以前の所有主は有名ファッションデザイナーだった。朴前大統領が住んでいた三成洞の住宅は67億5000万ウォンで売却された。購入者はマリオ・アウトレットのホン・ソンヨン会長だ。大統領府警護室が購入手続きに着手した建物は、2001年に建てられた1階一戸建てで、97.86平方メートル(29.6坪)だ。すぐ後ろには山があり、国家情報院につながる道を遮断するため、鉄条網が設置されている。大統領府は昨年策定された警護棟予算を使えず国庫返還されたため、企画財政部が管理する国有財産管理基金を利用して購入手続きを進めているという。大統領府関係者は「契約を推進しているのは事実だが、賃借人がいるため契約が最終的に完了したわけではない」と明らかにした。

 朴前大統領側の事情に詳しい人々の話を総合すると、今回引っ越したのは二つの理由のためだという。まず、三成洞の自宅への復帰当時、問題になっていた警護レベルだ。弾劾もしくは禁固以上の刑を受けても前職大統領は最長10年間は大統領府警護室の警護・警備の礼遇を受けることになるが、三成洞の住宅は周辺に警護員が駐留する警護棟を置くことが困難な構造だった。

 もう一つの理由は、弁護士費用の調達のためだ。朴前大統領の裁判に先立ち、弁護人団の補強が必要だが、現金が少ない朴前大統領が家を売った差額を弁護士費用として使うと分析されている。これまで、朴前大統領の弁護人団は500~1000万ウォン水準の受任料を受け取ったといわれているが、法曹界では事件の規模から言えば報酬が数億ウォン台の弁護士が必要だという話が公然と出回っていた。

 朴前大統領の初の裁判手続きである公判準備期日は来月2日に確定された。正式裁判を控えて検察と被告人の弁護人が参加し、争点を整理して今後の日程などを調整する場だ。準備期日の時は被告が法廷に出席する義務はなく、朴前大統領が直接法廷に立つのは正式な裁判が開かれる5月中旬頃になる見通しだ。17日、朴前大統領とともに追加で起訴されたチェ・スンシル氏(61)もこの時に朴前大統領とともに法廷に立つことになる。朴前大統領の事件を受け持ったソウル中央地裁刑事合意22部(部長キム・セユン)はこの日、安鍾範(アン・ジョンボム)元大統領府政策調整首席とチェ氏などの「職権乱用」裁判で、この事件を朴前大統領の事件と併合して審理する考えを明らかにした。

ソ・ヨンジ、ヒョン・ソウン記者、イム・セヨン教育研修生(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:4/22(土) 7:31
ハンギョレ新聞