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「ボルカー・ルール」は執行難しい-エイドリアンIMF局長

Bloomberg 4/21(金) 15:32配信

世界的な金融危機後に米国が銀行の投機的取引を禁じるため導入した「ボルカー・ルール」は執行が難しく、国内の銀行システムから流動性を引き揚げる可能性がある。国際通貨基金(IMF)のトビアス・エイドリアン金融資本市場局長が指摘した。

ポール・ボルカー元米連邦準備制度理事会(FRB)議長の名前を冠した同ルールは、銀行の自己勘定取引を制限するのが狙いで、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の一部。多くの共和党議員は同ルールに批判的で、トランプ政権は同法の大幅見直しを表明している。

エイドリアン局長はIMF本部でのインタビューで、銀行に対する規制を弱めることには反対だと米国に警告する一方で、ボルカー・ルールのメリットを当局が再検証することは妥当との見方を示した。「自己勘定取引と顧客の取引を区別することは難しく、執行が非常に困難なルールだ。そのため、どの程度効果的なのか明白ではない」と語った。

同局長は、ディーラー銀行が供給する流動性をボルカー・ルールが抑制していることを示す証拠もあると説明した。ニューヨーク連銀の調査担当幹部だったエイドリアン氏は1月、現職に就任。前任者は英スタンダードチャータードの会長に就いたホセ・ビニャルス氏。

原題:IMF Calls Volcker Rule Hard to Enforce and Threat to Liquidity(抜粋)

Andrew Mayeda

最終更新:4/21(金) 15:32

Bloomberg