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地図で見る世界のテロ ー 3月はヨーロッパで頻発、ペースは3日に1度

4/23(日) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

イギリス、ロシア、エジプト -。この1カ月を振り返っただけでも、欧州、中東、アフリカ地域(EMEA)を中心に、各地でテロが相次いでいる。

シンクタンクInstitute for Economics and Peaceが2016年に公表した最新のレポートによると、2015年のテロによる世界全体での死者数は約3万人。このうち、イギリスやスウェーデンを含むOECD加盟国の死者数は、前年に比べ6.5倍に増加している。

背景には、移民政策によりヨーロッパで広がる貧困や格差、難民の受け入れを拒否する超右派的な政治勢力の台頭等によって高まる国際的な緊張がある。

BUSINESS INSIDER JAPANでは3月15日以降、ここ約1カ月間で発生したテロ等の事件をまとめた。なお、日付はすべて現地時間、テロ組織の詳細は公安調査庁の「国際テロリズム要覧(Web版)」を参考にした。

ドイツ・財務大臣宛に小包爆弾が届く(2017年3月15日)

場所:ベルリン・財務省
死傷者:なし
容疑者/犯行声明:炎の陰謀中核 (Conspiracy of Fire Cells)※2008年1月にギリシャで出現した過激派組織。国内にとどまらず、ヨーロッパで爆発物を使った事件を複数実行している。
概要:ヴォルフガング・ショイブレ財務大臣宛てに爆発物入りの小包が届いたが、爆発する前にドイツ当局が押収した。発送人にはギリシャ新民主主義党の幹部アドニス・ゲオルギアディス氏の名前があったと報じられている。

シリア・裁判所で自爆テロ(2017年3月15日)

場所:ダマスカス(首都)・裁判所
死傷者:39人が死亡、約100人が負傷
容疑者/犯行声明:イスラム国(Islamic State of Iraq and the Levant) ※2004年10月に設立されたイスラム教スンニ派の過激組織。主にイラクで活動していたが、2013年以降はシリアやその周辺国に活動を拡大させた。
概要:防弾チョッキを着たテロリストが裁判所の建物内で自爆(シリア国営通信SANA)。現場は買い物客でにぎわう旧市街地の市場に近く、死傷者の大半は民間人だと報じられた。

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