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大型IRパリジャンマカオの噴水ストップ…退役軍人病患者が潜伏期間中に滞在したと判明、予防措置で

4/23(日) 11:23配信

マカオ新聞

 マカオ政府衛生局は4月21日、香港政府衛生署衛生防護センターが今年(2017年)把握した17名分の退役軍人病(レジオネラ肺炎)病例報告のうち、3人の患者が発病前の潜伏期間中にマカオへ旅行していたとする通報があったと発表した。

 香港衛生防護センターがマカオ側に提供した資料によれば、3人の患者の年齢は66~84歳のいずれも男性で、今年1~4月にかけて発病。3人の呼吸器から採取したサンプル検査で、同じ型のウィルスが見つかったとのこと。3人はマカオ滞在中、コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)パリジャンマカオに滞在、宿泊していたという。

 マカオ政府衛生局は22日に発出したプレスリリースの中で、旅遊局の協力を得てパリジャンマカオにおける一連の調査を展開し、同施設に対して予防措置を講じるよう命じたことを明らかにした。

 具体的には、21日夜からパリジャンマカオの噴水、スパプール、スイミングプール、給水システム等の公共用水域の保守状況調査とサンプル検査を実施。検査結果が出るまで10日間を要することから、噴水の一時停止及びサウナプール、スイミングプール、給水システムの徹底洗浄と消毒を要求したとのこと。

 退役軍人病はレジオネラ菌を含む水が空調などを通じて飛散することによる空気感染すると考えられている。症状としては、発熱、空咳、呼吸困難、倦怠感、頭痛、皮膚痛、腹痛、下痢などが挙げられ、抗生物質による治療が可能とのこと。マカオにおける退役軍人病の感染例は、直近10年間で1例のみという。

 パリジャンマカオは米ラスベガスサンズグループのサンズチャイナ社が運営するフランス・パリがテーマの大型IRで、2016年9月にオープンしたばかり。2分の1スケール(約160メートル)のエッフェル塔のレプリカ、供給客室数およそ3000室のホテル、カジノ、ショッピングモール、コンベンション施設、シアター、スパ、ウォーターパークなどで構成される。

最終更新:4/23(日) 11:23
マカオ新聞