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ソニーの一眼カメラα9。20コマ連写、693点AFで一瞬を切り取る

4/23(日) 11:31配信

Stereo Sound ONLINE

各デバイスを高速化

 ソニーから、Eマウント採用のデジタルミラーレス一眼カメラ「α9」(型名:ILCE-9)が5月26日に発売される。価格はオープンで、想定市場価格は50万円前後(ボディ単体)。4月27日より受付けを開始する。

 同社のαシリーズは、製品ごとに高解像度(α7R II)、高感度(α7S II)といった特徴があり、α9は「高速性能」に主眼を置いて開発されたモデルだ。同社ではスポーツや報道などのプロフェッショナル用途でも活躍することを見込んでいる。

 新開発の有効約2420万画素、裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS」は、35mmフルサイズセンサーとして世界で初めて、センサーと信号処理回路を積層化した。さらにメモリーも内蔵することで、センサー部からの信号読み出しをα7II比で20倍以上高速化した。ISO感度は常用100~51200、拡張50~204800。

 映像エンジン「BIONZ X」も進化した。新開発のアルゴリズムを採用し、従来比約1.8倍まで処理性能がアップしている。

 上記、センサーとエンジンの組合せにより、最大秒間60回演算する追従タイプのAF/AEと、最高秒間20コマの連写性能、CMOS特有の動体歪みを抑えた最高1/32,000秒の「アンチディストーションシャッター」を実現。

 同シャッターは電子式で、一眼レフカメラのようにミラーやシャッター駆動による光の遮断がない、いわゆる「光を捉え続ける」状態で撮影でき、連写などの高速性能に有利と同社では説明している。また、駆動音や振動も発生せず、静音性が求められるスポーツやネイチャー撮影で、「今までに撮れなかった絵がフルサイズ機で撮影できる」という。

 さらに、連写時のEVF(電子ビューファインダー)/液晶モニターへの表示遅れも抑えられ、一眼レフカメラのように画面暗転がないミラーレス一眼カメラの特性と相まって、狙った一瞬を捉えやすくなったという。

 AF(オートフォーカス)は、Eマウント採用のフルサイズ機として初めて「4Dフォーカス」を採用。全面位相差検出方式で測距点は693点、画面の93%をカバーする。

 光学式のボディ内5軸手ブレ補正はユニットを新開発し、補正力を従来の4.5段から5段へと高めた。

 EVFには有機ELパネルを採用。ファインダー倍率はα7R IIの0.78倍と同じだが、解像度が260万画素から369万画素に向上した上、最大輝度が約2倍にアップしている。

 動画は、センサーから得られる6K相当の情報量を4K解像度(水平3840×垂直2160画素)にオーバーサンプリングした、高品位な30p/24p撮影が可能。HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)記録には非対応となっている。

 メモリーは、α初となるデュアルスロットを採用。高速メモリー規格UHS-IIに対応したSDカードスロットと、SD/メモリースティック対応スロットを備え、2スロットへの同時記録や、スロットごとにRAW/JPEG、静止画/動画を振り分けての保存もできる。

 バッテリーは、従来比約2.2倍に大容量化した新開発品(NP-FZ100)を採用。バッテリー込みで673gの軽量ボディで高い機動性を発揮するとしている。

 同時にEマウント用望遠レンズ「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」も発表された。発売は7月で、価格は32万円(税別)。焦点距離は100~400mmで、Eマウントレンズとして初めて400mmまでをカバーした。同社製レンズの上級ライン「Gマスター」の名を冠し、ズーム全域で画面周辺部まで高い解像性能とボケ味を実現しているという。

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最終更新:4/26(水) 15:18
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