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世界の映画祭狙い決起 原作・森沢氏ら市民と気勢 船橋舞台の「きらきら眼鏡」

4/23(日) 10:31配信

千葉日報オンライン

 千葉県船橋市出身、在住の人気作家・森沢明夫さんが地元を舞台に書き下ろした小説「きらきら眼鏡」の映画製作決起会が、同市民文化ホールで開かれた。2018年夏の公開を目指し森沢さんや映画スタッフが、集まった約600人の市民を前に「皆さんと一緒に、世界中の映画祭に出品できるような作品にしたい」と映画製作への意気込みを語り協力を呼び掛けた。

 森沢さんの作品は、吉永小百合さんの主演作で多くの場面を本県内で撮影した「ふしぎな岬の物語」(原作名は「虹の岬の喫茶店」)をはじめ、有村架純さん主演で昨年6月に公開された「夏美のホタル」など、数多く映像化されている。

 「きらきら眼鏡」は森沢さんが初めて地元・船橋を舞台にした小説。主人公が西船橋の古書店で偶然買った1冊の本がきっかけで、ある女性と出会う。2人はすぐに意気投合するが、女性には余命わずかな恋人がいる…という、大人のラブストーリー。

 昨年、この小説を「ぜひ映画化したい」と森沢さんに申し出たのが、地元をこよなく愛する有志が結成した「船橋宿場町再生協議会(FSK)」(大木武士理事長)。森沢さんはこの申し出を快諾し、森沢さん自らがその才能に着目していたという犬童一利監督に打診し、一挙に映画化が決定した。

 決起会は本格的な撮影を前に、映画製作を多くの市民に知ってもらおうとFSKが企画。森沢作品のファンだけでなく、映画化に興味を持ち製作への協力意思のある市民ら約600人が集まった。

 森沢さん、犬童監督、前田紘孝プロデューサーによるトークショーでは、森沢さんが「1回ぐらいは自分が生まれ育った船橋を舞台に、実際にある店名、地名を入れた小説を書いてみようと思っていた」と、自身初の地元小説執筆に至った経緯を説明。

 犬童監督は「『きらきら眼鏡』は僕らの世代が映像化すべき小説。100年後も語り継がれるような作品にしたい」、前田プロデューサーは「単なるご当地映画は作りたくない。皆さんと一緒に世界に通じる映画を作りたい」と同作品への熱い思いを口にした。

 主要キャストはまだ決定していないが脚本は最終段階で、夏ごろにはクランクインする予定。FSKでは現在、映画製作をサポートするボランティアや協賛者を募集しており、映画「きらきら眼鏡」公式サイトのhttp://www.kirakiramegane.comで案内している。