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将棋・藤井聡太四段 羽生善治三冠に勝利!「炎の七番勝負」6勝1敗の快挙

AbemaTIMES 4/23(日) 23:06配信

 想像を超えるからこそ天才だ。将棋の最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が7人の先輩プロ棋士と対決するAbemaTV将棋チャンネルの対局企画「藤井聡太四段 炎の七番勝負~New Generation Story~」の最終局で羽生善治三冠(46)と対戦し、111手で勝利した。解説に佐藤天彦名人(29)も駆けつけた注目の一局は序盤から激しい展開になったが、慌てる様子もなく落ち着いて指し続けた藤井四段が徐々に優勢に。ミスなく指し切った完勝譜で、将棋界全体の度肝を抜く勝利を挙げた。

 勝つかもしれない。いや、これは勝つ…。対局が進むにつれ、落ち着いて指し続ける藤井四段の様子とは裏腹に、対局を見守る人々がざわつき始めた。「とても楽しい時間で、あっという間でした」。夢中で戦う中学生棋士の猛攻に、羽生三冠の指す112手目はなかった。新旧の天才同士の初対決。プロデビュー間もない14歳が、早くも将棋ファンの脳裏に焼きつく対局を見せた。

 堂々たる内容での勝利だ。解説を務めた阿久津主税八段(34)は「終盤、間違えてはいけないところで、藤井さんが正確に指された。完勝譜だったんじゃないか」と説明した。また佐藤名人も「藤井さんの指し方が非常にしっかりしている印象。いい意味でそつがない、ミスがない指し手を積み重ねていた」と、一局に垣間見えた実力を認めた。敗れた羽生三冠自らも「ちょっと攻め込まれる展開になってしまって、あとはちょっとずつ苦しいという感じ。非常に攻守バランスよく指されて、攻める時には攻めて、守る時には守ってと、非常にしっかりしている将棋」と振り返った。

 特別対局だからこそ体験できた貴重な時間だった。「僕の立場で羽生先生と対局できるのはめったにない機会。ありがたいと同時に緊張もありました。羽生先生の将棋を見て、ここまで来た部分もありますし、勝ったのは特別な感慨があります」と、心境を明かした。将棋を始めた5歳のころは、羽生三冠が既に七冠独占を達成し、最速での通算1000勝や、永世六冠を達成した時期。将棋少年が憧れるのも当然だ。非公式戦とはいえ約4時間の対局は、憧れの人に最も近づけた時間だった。

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最終更新:4/23(日) 23:18

AbemaTIMES