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職員の個人荷物、市役所で受け取りはあり? 宅配業者の負担軽減で沖縄市

4/23(日) 7:35配信

沖縄タイムス

 沖縄市が職員個人の宅配荷物を職場で受け取れるようにすることが21日、分かった。沖縄市によると、沖縄県内の自治体で初めて。市は「全国的に問題となっている宅配業者の人手不足や再配達の解決につながる企業支援」としている。一方、識者からは「職員の労力とスペースの一部が、職員へのサービスに転用されるのは問題だ」と疑問視する声も上がる。

 市役所での宅配受け取りは、業者が荷物を職員の自宅ではなく、市総務課に配達し、職員が同課で受け取る仕組み。市と各宅配業者との提携ではなく、個人が配達先を沖縄市役所に指定する。

 市は来週にも全職員に周知。半年間試験的に取り組み、課題を検証した上で継続するか決めるとしている。

 市幹部は「通販で購入した荷物を残業で受け取れず、4回目の配達で受け取ったこともあり、宅配業者に負担を掛けた。職員からも市役所で受け取れるようにしてほしいと意見があった」と説明する。

 一方、地方自治に詳しい立命館大学の村上弘教授は「市役所は市民全体の公共の場であるのに、職員の労力とスペースの一部が職員へのサービスに転用されるのは問題」と指摘。「市職員への一括配達が宅配業者の負担軽減につながったとしても、労働組合の事務所や最寄りのコンビニなどで受け取る対応が望まれる」と話した。

最終更新:4/23(日) 10:25
沖縄タイムス