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コンテンポラリー・ダンス・シーンをリードするローザスが来日公演を開催

4/24(月) 16:57配信

CDジャーナル

 世界のコンテンポラリー・ダンス・シーンをリードするダンス・カンパニー、ローザス(Rosas)が2年ぶりに来日。5月2日(火)から7日(日)まで東京・池袋 東京芸術劇場 プレイハウスにて公演を行います。今回の来日公演では、ローザスの原点ともいうべき「ファーズ - Fase」と、7人のダンサーと7人のミュージシャンの生演奏によるポリフォニー「時の渦 - Vortex Temporum(ヴォルテックス・テンポラム)」の新旧2作品を日替わりで披露。

 振付師・ダンサーのアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルが主宰するローザスは1983年にベルギーで設立。空間と時間を表現する行為としてのダンス芸術を拡げ、音楽、幾何学、視覚芸術、言語など、多くのジャンルとの協働による作品作りを行なってきました。

 「ファーズ - Fase」はスティーヴ・ライヒが1966年~1972年に書いた「ピアノ・フェイズ」「カム・アウト」「ヴァイオリン・フェイズ」「クラッピング・ミュージック」の4人の作品で構成された作品。中でも「ヴァイオリン・フェイズ」に合わせて踊るソロは、ニューヨーク滞在中にケースマイケルがアンサンブル・スティーヴ・ライヒ&ミュージシャンズのメンバーと協力して創作され、1981年に初演。創作にあたって楽譜を深く分析するところから出発し、音楽の構造とムーヴメントの密接な関係性から作品を作り上げるケースマイケルの創作スタイルの出発点となる伝説的な作品。日本での上演は実に15年ぶり。

 「時の渦 - Vortex Temporum(ヴォルテックス・テンポラム)」は、フランスの作曲家ジェラール・グリゼーが1992年に発表した楽曲を、指揮者を含む7人のアンサンブルが舞台上で奏でる音によって表現される様々な時間が、やがて渦を巻くかのように大きな流れを創り出し
、時空のうねりをイメージさせる作品。ケースマイケルはこの作品について「〈時の渦〉は非常に特異な音楽です。生のままであると同時に洗練されていて、厳格に構成されていると同時に、野性的で有機的、原始的ですらあります。グリゼーがやったように、私は一つの非常にシンプルなフレーズを、一連の変化を与えることにより発展させようと試みました。正確な振り付けの動きのロジックに従いましたが、音楽的に起きている事象との密なコンタクトを失うことはけっしてありませんでした」と語っています。7人のダンサーはピアノ、フルート、クラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの6つの楽器(ピアノのみ2人のダンサーが対応)それぞれの音に呼応し、ダンサーとミュージシャンが舞台を旋回するようにグリゼーの音楽世界を描き出します。

最終更新:4/24(月) 16:57
CDジャーナル