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遊助 溢れる創作意欲、7thアルバム『あの・・いま脂のってるんですケド。』発表/インタビュー1

4/24(月) 19:00配信

エキサイトミュージック

 
■遊助/New Album『あの・・いま脂のってるんですケド。』インタビュー(1/3)

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遊助本人の誕生日に合わせてリリースされた7thアルバム

遊助が自身の誕生日である4月18日に7枚目のアルバムをリリースした。エキサイトミュージックが前作のシングル『流れ』のインタビューをしたのが2月中旬。そのとき遊助は、「ボコボコボコボコ曲が出てきていて。『流れ』もその中でできた曲だし、もっとあるもん、『これやりたい、あれやりたい』っていうのが。脂乗っております(笑)」という言葉を発していた。そして今回リリースされたアルバムのタイトルが、その好調ぶりを示す『あの・・いま脂のってるんですケド。』! 収録曲「History」シリーズでは、3.11のことを言葉にした遊助。記念すべき初の日本武道館公演の日に未曽有の大震災を経験した彼はこの日、今後も人前で表現していく覚悟が決まり、ある種の使命的なものを感じたという。遊助の最新ボイスをお届けする。
(取材/猪又孝、文・構成・リード/編集部)

俺の歌を聴いてくれる人は幅広くて、年上の人も多いから、ドキッとするような物語を書いてもいいのかな

――前作のシングル『流れ』の取材をしたのが2月の中旬だったんですが、その時「脂のっております」という言葉が遊助の口から出てきて。そうしたら、今回のアルバムタイトルが『あの・・いま脂のってるんですケド。』だったという(笑)。

遊助:え、マジで?(笑)

――「急にボコボコボコボコ曲が出てきた、脂のっております」って言ってました(笑)。だから、その時すでにアルバムタイトルが決まっていたのかなと思って。

遊助:いや、アルバムが出来たのはここ最近のことで、2月の時点ではタイトルもまだ付いてなかったから。へー、そうだったんだ?(笑)

――で、その脂のりのりで作ったアルバムですが、具体的に、どんなふうにのりのりだったんですか?

遊助:この曲もやりたい、この歌詞の世界観も表現したいって、やりたいことがどんどん出てきて、やったらやったで、溢れ出るみたいにさらに閃いて。なんでかって言われたらわからないんだけど。

――なんでなんだろうね?

遊助:そういう時期なんじゃない? 思春期です(笑)。

――良いトラックとの出会いがあった?

遊助:もちろんあったけど、今回は自分の中でやりたい曲が明確にあったから、それを決め打ちでオーダーして。

――前回のアルバムが『あの・・こっからが楽しんですケド。』、そして1年経って今回が『あの・・いま脂のってるんですケド。』。上昇気流具合が出てるね(笑)。

遊助:ホントだ、つながってる(笑)。

――今回どんなアルバムを作ろうと取りかかった?

遊助:どこかでツアーを意識しながら作っていたところはあるけど、アルバムのテーマをそこに向けて作っていくというよりは、1曲1曲の物語ときちんと向き合って完成させていって、アルバムとしてまとめる時にセレクトした感じ。これは遊助っぽいなとか、挑戦したなとか、今までなかったタイプの曲だなとか、全体のバランスを見て。

――これは絶対にやろうと決めていたことはあった?

遊助:EDMのバリエーションを増やしてみようかなとは思ってた。そこにR&B感を出していくとどうなるんだろうって。あとはエレクトロなんだけど機械的じゃなくて、切なかったり言葉が届くもの……エモーショナルなところをどうやって表現できるかなっていうのを考えながら作ったのが「ブリキ」「That Love」「Ur Side」。「ブリキ」は4つ打ちなんだけど、エフェクトをかけて、ちょっとエモさを出して。

――「Ur Side」なんかはツーステップでR&B感が顕著だよね。

遊助:まさしく、ツーステップで作りたいって言ってたから。

――そういう意味では、通常盤のほうが新しい遊助の顔を知れるかも。

遊助:ちょっとあるかもね。“ザ・遊助”は限定盤で。

――「That Love」は自分なりの挑戦があった感じですか?

遊助:こういうセクシーで色気のある“雰囲気もの”はあまりなかったな、カッコつけてみようかなって(笑)。曲の展開が1番も2番もAメロもBメロも全部違うから、じゃあ全部変えてみたらどうかなって思って。一人二役というか。

――音はどんなイメージで発注したもの?

遊助:トロピカルハウスなんだけど、民族感というかオリエンタルな感じもあって、R&Bのリズムはちゃんと刻んでいて、踊りやすいもの。

――ラバーズレゲエっぽくて、アダルティーだよね。

遊助:「Sexy Lady」はバンド系サウンドにしているけど、ドラムはレゲエの音にしてるから、新しいけど聞き慣れた感じがあるんじゃないかな。

――わかる。「Sexy Lady」から「That Love」に行くつなぎのところは良い意味で90'sっぽいダンスホールレゲエの雰囲気を感じた。

遊助:(ドラムの)キックが裏打ちだから、遊助っぽくないけど遊助っぽい、みたいな。ちゃんとレゲエのキックの位置にあるから外しすぎてないし、グルーヴィー。

――歌詞も面白くて。これはカップルなの?

遊助:そう、カップル。1番が男性、2番が女性の目線で書いていて。でも、後付けだけど、全然違う物語の二人でもいいなと思って。だから1曲なんだけど2曲、みたいになったらいいなって。

――歌詞の切り口は大人だよね。

遊助:もうこういうのをやってもいいのかなと思って。アラフォーだし(笑)。

――これはどんな恋?

遊助:……。

――何照れてんの?(笑)

遊助:(笑)。大人の恋。アダルティーな。

――火遊びから始まった恋だよね?

遊助:そうそう。気持ち持ってかれたわ~、みたいな。羞恥心の時には歌えなかったけど、年齢的に、こういうニュアンスを含ませてもいいかなって。聞く人全員がピュアな恋だけをしているわけではないし、俺の歌を聴いてくれる人は幅広くて、年上の人も多いから、ドキッとするような物語を書いてもいいのかなと思って。