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「セツ・モード」閉校 故長沢節さん(若松出身)創設の美術学校

4/24(月) 11:56配信

福島民報

 福島県会津若松市出身で戦後のファッションイラストレーターの草分けとなった故長沢節(ながさわ・せつ)さんが創設した美術学校「セツ・モードセミナー」は23日、東京都新宿区の同校で最後の卒業式を行い閉校した。約170人の卒業生や関係者が、節さんの自由の精神を胸に刻み、別れを惜しんだ。
 節さんのおいでセミナー代表の長沢秀(しげる)さんが「セツで学んだことを人生の糧として美しく巣立ってください」とあいさつした。卒業展の優秀者表彰に続き卒業生代表に卒業証書を手渡した。学ぶことは全て学んだという心意気を示す歌「セツ・モードセミナーに用がない」を合唱し、涙ぐむ出席者もいた。
 秀さんは「節先生の美学が全ての学校だった。一人一人思い入れや思い出がある。生誕100年を機に閉校するが、今後のことはしばらく充電してから考えたい」と語った。
 セツ・モードセミナーは昭和29年に始まったスタイル画教室から発展し、32年に創設された。現在の建物は節さん自ら設計し、学生らと自由に創作活動を繰り広げた。多くの著名デザイナーらを輩出した。

福島民報社

最終更新:4/24(月) 12:34
福島民報