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リオ銀の道下が、初の頂点!「2020東京へのいいステップ」

4/24(月) 9:08配信

カンパラプレス

 23日、リオデジャネイロ・パラリンピック視覚障がい女子マラソン銀メダリストの道下美里が、ロンドンマラソンで併催された、「2017世界パラ陸上マラソンワールドカップ」に出場し、3時間0分50秒で金メダルに輝いた。2013年に日本盲人マラソン協会の強化指定選手に選ばれ、本格的に世界を目指してから約4年。初めて頂点に立った。

2つの涙

「世界の舞台で金メダルは初めて。嬉しい……」と涙を流した。2014年、初出場のワールドカップ(ロンドン)で銀メダルを獲得するも、2015年世界選手権(ロンドン)は銅。そして、昨年のリオもあと一歩届かなかった。「今度こそ」の目標が、ようやく叶った。

 レース序盤は2位につけていたが、10キロすぎにギアチェンジ。スペインのMaria Del Carmenをかわしてトップに立つと、そのまま差を広げ、独走。約9分の差をつけて先着した。

「守りの走りはしたくなかった」と道下。昨年のリオ大会で、暑さのなかの勝負を意識して慎重にスタートしたところ、Elena Congost (スペイン)に先行され逃げ切られた痛い思いがあった。「今回は前半から攻めのレースができ、自分でレースがつくれた」と手応えを口にした。

 涙にはもう一つ理由があった。2014年防府読売マラソンで2時間59分21秒をマークし、当時の世界新記録を樹立したが、翌年、ロシアのElena Pautovaに塗り替えられていた。以来、道下は世界記録ホルダーの奪還も狙っており、リオから帰国後もコンスタントに練習を積み重ねた。今大会での更新も視野に、年初からインターバルトレーニングなどで追い込みをかけたところ、体が悲鳴をあげた。3月半ば、右スネに痛みが出たのだ。

 今大会の欠場も覚悟したが、伴走者がリハビリのために“伴歩者”になってくれるなど、本当に多くの人に支えられ、「ギリギリ間に合った」という。レース前に、「感謝の気持ちを力にしたい」と語っていたが、涙は、金メダルという最高のかたちで恩返しができたことへの安堵の表れでもあったのだ。

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最終更新:7/14(金) 19:26
カンパラプレス