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大飯原発「必要な審査はまだ」 島崎前原子力規制委員長代理が証言

4/24(月) 15:18配信

福井新聞ONLINE

 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の運転差し止め訴訟控訴審の証人尋問が24日、名古屋高裁金沢支部(内藤正之裁判長)であった。証人として出廷した島崎邦彦・前原子力規制委員長代理は、大飯原発の基準地震動(耐震設計の目安とする揺れ)は過小評価されているとした上で「必要な審査はまだ行われていない」と述べ、運転再開すべきではないと主張した。

 島崎氏は、規制委が発足した2012年9月から2年間、委員長代理を務め、地震や津波の審査を担当。大飯原発の基準地震動の審査も当時担当した。

 証言台に立った島崎氏は、断層の長さや面積から地震の規模を算出する関係式「入倉・三宅式」を用いた関電の基準地震動の評価は「過小評価になっている。実際に起こるよりも小さい揺れを予測することになる」などと述べた。

 大飯3、4号機を巡っては、一審の福井地裁(樋口英明裁判長)が14年5月、関電の地震対策に「構造的欠陥がある」として再稼働差し止めを命じた。

福井新聞社