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【MotoGP】ロッシ、ザルコのオーバーテイクの動きに警告「ここはMoto2じゃないぞ」/アメリカGP決勝

4/24(月) 8:39配信

motorsport.com 日本版

 バレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)は、アメリカGP決勝中にオーバーテイクを仕掛けてきたテック3ヤマハのヨハン・ザルコと危うく接触しかけた。この件に関してロッシは、ザルコが”Moto2スタイル”でパスしようとしてきたと危険視し、彼を批判している。

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 アメリカGP決勝、レプソル・ホンダのダニ・ペドロサ、マルク・マルケスに次いで3番手を走っていたロッシは、7周目にザルコからオーバーテイクを仕掛けられた。

 ザルコは、切り返しが続くターン3で型破りなオーバーテイクを試みたが、ロッシを危うく接触をしかけた。ロッシは弾かれるようにターン4をショートカット。ザルコよりも前でコースに復帰した。

 コーナーをショートカットしたことでアドバンテージを得たとして、ロッシには0.3秒のタイムペナルティが科された。ロッシは終盤ペドロサをオーバーテイクし、2位でフィニッシュしたが、十分なギャップを築いていたため、結局このペナルティは結果には影響しなかった。

 レース後、英国TV局『BT Sport』の取材に答えたロッシは、Moto2クラスを連覇したザルコがミスを犯し、中量級クラスであるMoto2クラスに適したやり方でパスしようとしたと彼を非難した。

「レースディレクションの人たちと話したい。僕には(コースをカットするしか)方法はなかったんだ」と、ペナルティについて訊かれたロッシは答えた。

「僕がああするか、僕たちが接触して、ふたりともクラッシュするかのどちらかだった。時速180kmで走っている時に、黒い影が左に見えたら、決断はできないよ。まっすぐ行ってしまうだろう」

「問題はザルコだ。彼は素晴らしい才能を持っているが、彼はミスをした。ここはMoto2じゃないんだ、ああいう風にオーバーテイクはできない」

 ロッシのコメントを受けてザルコは「ここがMotoGPだから、僕がやったやり方では前に出られなかったのかもしれないね」と答えた。

「レースのあの時点で僕の感触は非常に良くて、バレンティーノを抜こうとしたが、(インシデントの後は)離されてしまい、その後は彼の方が速かった」

「彼を抜くチャンスがあったから、ああする必要があった。もしできるかどうか、僕自身が疑問を抱いていたら、クラッシュしていただろう。(追い抜くために)必要だからやったんだ」

 ザルコは、ラスト2周でカル・クラッチロー(LCRホンダ)に抜かれ5位でフィニッシュ。ロッシは2位を獲得し、チームメイトのマーベリック・ビニャーレスが転倒リタイアとなったため、ポイントリーダーに浮上している。

Jamie Klein