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国際通りのバリアフリー度が一目瞭然 障がい者ら地図アプリで情報共有【深掘り】

4/24(月) 7:30配信

沖縄タイムス

 車いす使用者らが、利用しやすいトイレや飲食店などの情報をネット上の地図に投稿するスマートフォンアプリ「WheeLog(ウィーログ)」の公開を前に22日、那覇市の国際通りで全国で初めて本格的な実証実験が行われた。参加者はスマホで建物や施設の写真を撮り、コメントを添えて情報を共有。「情報が集まれば、一人でも街歩きがしやすくなる」とアプリの利便性を実感していた。

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 同アプリはNPO法人PADM(パダム・織田友理子代表、東京都)が開発を進め、5月下旬に無料公開する予定。バリアフリー観光地として人気のある国際通りをモデル地区に、全国に先駆けての実証実験。約30人が小雨が降る中、公共施設やデパート、道路のバリアフリー状況を確認した。

 牧志公園の公衆トイレでは、乗り入れのしやすさや清潔度などをチェック。参加者が外観の写真とともに「きれいでした」とコメントを添え、アプリの地図上に情報を投稿していった。

 参加した沖縄国際大4年の田畑秋香さん(21)は「1人で出歩くことも多く、何がどこにあるか一目で把握できてすごく便利。多くの人が利用して情報を共有してほしい」と期待を込めた。

 同NPOは2015年、ウィーログのアイデアで検索サイト最大手「グーグル」の助成事業でグランプリを獲得。利用者が通ったルートを自動記録し、その頻度から「歩きやすい道」を示す機能や、投稿数によって自身のランクが上がるゲーム性も付与する予定。

 自身も車いすを利用する織田代表は「手が動かしにくく、写真を撮りづらい人も多い。健常者の人も情報を投稿していただければ心のバリアフリーにもつながる」と活用を呼び掛けた。

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(上)公衆トイレなどの位置や使いやすさをアプリに記録するため、写真を撮る実証実験参加者=那覇市牧志・牧志公園(下)アプリ「ウィーログ」の画面

最終更新:4/24(月) 7:30
沖縄タイムス