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那谷寺1300年永続願い 小松で開創記念、稚児行列で祝う

4/24(月) 1:32配信

北國新聞社

 那谷寺の開創1300年を祝う稚児行列や法要が23日、小松市那谷町の同寺などで行われ、大勢の町民が長い歴史を刻んだ寺院の永続を願った。地元住民でつくる実行委員会が企画した「那谷寺1300年祭(なた祭)」(北國新聞社後援)では、稚児行列に特別参加した俳優松平健さんのトークショーや桜の記念植樹が繰り広げられ、地元を挙げて大きな節目を祝った。

 稚児行列は那谷町会館前を出発し、ご詠歌を唱える檀家(だんか)や和装した地元の子ども、保護者ら合わせて約500人が連なり、町内を練り歩いた。寺を再興した加賀藩3代藩主前田利常に扮(ふん)し、人力車に乗って先導した松平さんは、那谷出身の時代小説家、陣出(じんで)達朗氏(1907~86)原作のドラマ「遠山の金さん」で主役を演じた縁からゲストに迎えられた。詰め掛けた見物客は稚児や松平さんの姿を写真に収め、沿道には「健さーん」と歓声が響いた。

 行列は寺の山門をくぐって金堂華王殿(こんどうけおうでん)までの約300メートルをゆっくりと進んだ。同町の岩崎晶さん(32)は長女萌嘉(もか)さん(7)と稚児行列に参加し、「行列で歩けて記念になった。那谷寺がこれからもにぎわってほしい」と話した。

 稚児行列の到着後、金堂で御開帳法要が営まれ、高野山真言宗の管長、中西啓宝大僧正が導師を務め、厳かな雰囲気の中、僧侶や檀家が読経した。

 なた祭の記念植樹では、松平さんや関係者が寺の駐車場横の山にヤマザクラの苗木10本を植え、記念碑を除幕した。同実行委は春の新名所を作ろうと昨年から植樹に取り組んでおり、10年ほどかけて那谷校下全体に桜1300本を植える。

 トークショーでは松平さんが「これにて一件落着」の名ぜりふを披露し、記念の餅まきも行われた。記念式典では北村繁之委員長があいさつ、佐々木紀衆院議員、谷本正憲知事、和田慎司市長が祝辞を贈り、木崎馨山(けいせん)住職が謝辞を述べた。

北國新聞社

最終更新:4/24(月) 1:32
北國新聞社