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米寿でクレー射撃 津幡・武田さん、狙うは「生涯現役」

4/24(月) 1:32配信

北國新聞社

 津幡町加賀爪の会社役員武田杉雄さん(88)が今年、クレー射撃競技を始めて60年の節目を迎えた。県クレー射撃協会に所属し、国体出場経験もある県内最高齢選手の武田さんは、23日の県大会でも正確な射撃で子や孫ほど年が離れた選手と渡り合う実力を披露。26歳で左目の視力を失いながらも競技に打ち込み、今も毎週加賀市内に通って練習を欠かさない米寿は「生涯現役や」と意気込んだ。

 武田さんは、津幡町内で鉄工所に勤めていた20代の頃、散弾銃でカモやキジの狩猟を始めた。26歳の時、仕事中に金属破片が左目に当たって視力を失ったが、それによって射撃の技術向上への情熱が湧き上がり、28歳の時に猟師仲間とクレー射撃のトラップ競技を始めた。

 クレー射撃は、散弾銃で空中を飛ぶ円盤形の標的(クレー)を撃ち落とす競技で、武田さんは、100枚中95枚の標的を撃ち落とすほどの腕前に上達。38歳だった1966(昭和41)年の第21回国体(大分国体)に県代表として出場した。65年の岐阜国体などでも県代表に選ばれたが、仕事の都合で辞退した。

 武田さんは、かつて七尾市や羽咋市にあった射撃場で練習を重ねてきた。年齢を重ねても、集中力を高めて引き金を引き、標的を撃ち落とす爽快感を求めて競技のめり込んだ。2003年12月に加賀市分校町の加賀散弾銃射撃場が県内唯一の射撃場となっても、片道約60キロを自分で運転して毎週通い、後輩と2~3時間の練習を続けている。

 23日に同射撃場で行われた日本クレー射撃協会第1次石川公式大会では、35人が2部門で熱戦を繰り広げた。トラップ競技Cクラスに出場し、標的100枚中47枚を撃ち落として15位だった武田さんは「標的を落とすと気持ちいい。真剣に取り組むだけ成績が良くなる競技なので、もっと練習したい」と笑顔を見せた。

北國新聞社

最終更新:4/24(月) 1:32
北國新聞社