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役人から“鉄道王”に転身 三越併合画策失敗で“強盗”の異名 五島慶太(上)

4/28(金) 15:40配信 有料

THE PAGE

 五島慶太(ごとうけいた)は鉄道院の役人から、武蔵野電気鉄道(東京東横線の前身の一つ)の常務に転じ、やがては経営者となり、競合鉄道会社を次々と買収していきました。その後、百貨店買収にも乗り出し、その強引な手法は「強盗慶太」と呼ばれるほどのものでした。やりすぎと言わしめた買収劇の数々は、後味が悪かったものばかりではありません。五島とはどのような経営者だったのでしょうか? 市場経済研究所の鍋島高明さんが解説します。


  五島が買収したところには「市」が立つ

  五島慶太が作家の吉川英治と対談したとき、信長と秀吉の対比が話題になった。吉川英治は五島を秀吉に見立ててこう評した。

 吉川:信長が攻めた跡は草木も枯れるというんです。ところが、秀吉が陣を結んだところは市(いち)が立っていく。これが、ぼくの秀吉の好きなところです。

 五島:事業を乗っ取って、それを殺してしまうことをやったらダメです。100いくつかの会社を乗っ取ったとか、“強盗慶太”などとかいうけれども、過去をみると、乗っ取られた人は決してそう不満に思っていない。『信濃人物誌』には五島についてこう記されている。

 「明治44年東京帝大法科卒、大正9年鉄道省の課長から私鉄界に入り、池上、玉川、目蒲の各電鉄を合併して東横電鉄とし、さらに小田急、京王を統合し、私鉄王といわれた。昭和30年、百貨店白木屋の買い占めに成功、その後東洋精糖の買い占めに乗り出すなど、その強引さには定評があった」本文:4,188文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:5/4(木) 6:00
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