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事故現場に響く哀悼の警笛 JR福知山線脱線事故から12年

4/25(火) 9:28配信

THE PAGE

事故現場に響く哀悼の警笛 JR福知山線脱線事故から12年 撮影・編集・報告:柳曽文隆 THEPAGE大阪

 兵庫県尼崎市で乗客106人と運転士が死亡し、562人が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故の発生から25日で12年を迎えた。事故現場となったマンション付近、そしてその周辺では多くの人が黙とうし、通過列車も哀悼の警笛を鳴らした。

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 現場となったマンション付近では、事故発生時刻の午前9時18分に合わせて黙とうがささげられた。そして、その時刻に通過する列車からは、哀悼の長い警笛が鳴らされ、中にいた乗客も手を合わせたりする姿が見られた。

 昨年夏から事故現場となった9階建てのマンションでは工事が行われており、上層階が取り壊され。現在は階段状に南側の1階から4階までが残されている状態となっている。

 現場近くに住むという50代の女性は「もう12年もたって...周囲の人たちが懸命に協力して助けに向かった姿が忘れられません。そして事故の後、長いこと近く走ってた電車が止まってて本当に恐ろしく思った。もう2度とあんなことがないようにしてほしいし、マンションがこういう形になってるけど、忘れたらダメですね」などと話していた。

 同日早朝のラッシュ時、現場付近を通過する前の車両では、車掌から25日が事故発生から12年で、これからも安全運行に全力をあげていくという旨の車内放送が行われた後、乗客の何人かは、現場マンションに向かって目を閉じて黙とうをささげている姿がみられた。

■JR福知山線脱線事故 2005年(平成17年)4月25日午前9時18分ごろ、JR福知山線の塚口駅~尼崎駅間で。宝塚駅発同志社前駅行き 上り快速列車の先頭車両から5両目車両までが脱線。先頭車両と2両目車両が進行方向左側のマンションに衝突した。この事故で、乗客106人と運転士が死亡し、乗客562人が重軽傷を負った。

最終更新:4/29(土) 6:10
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