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化学品市況、アジアの政治的不安定さの中でも堅調に推移

4/25(火) 10:15配信

投信1

この記事の読みどころ

 ・ 北朝鮮をめぐる政治的な不安定さが目立つ中で、消費財の主要材料ともいうべき化学品のアジア地域における需要は堅調に推移しています。
 ・ 有機化学の代表的な製品であるエチレン市況は、アジア地域におけるプラント定期修理による玉不足に加え、目立った設備増強もないため供給増は少なく、今年6月頃まで堅調な動きを見せるだろうというのが筆者の見通しです。
 ・ また、無機化学品の代表的な製品である苛性ソーダも、東アジア市場での価格高騰が国内の製品値上げにつながるなど、素材産業の中で化学セクターは業績、株価とも健闘していると言えそうです。

強含みのエチレン市況、立役者は塩化ビニル樹脂

まず注目したいのが、塩化ビニル樹脂の需要の強さです。

2016年以降、日本からの塩化ビニル樹脂の輸出が強い動きを続けています。その要因の一つは、インド向け塩化ビニル樹脂輸出が活発であることです。インドでは高額紙幣廃止による経済への影響が峠を越し、インフラ投資が本格化しているという背景があります。

また、中国の2017年第1四半期GDP成長率は+6.9%(前年同期比)と堅調さを見せました。社会インフラ、住宅建設を中心とした公共財への投資が成長を牽引しています。それに伴い、塩化ビニル樹脂の需要が好調で、日本、台湾、韓国からの輸出価格も常時1,000ドル/トン超の高値で推移しています。

この傾向は少なくとも年内いっぱいは続くと予想されますが、この塩化ビニル樹脂の原料の約半分(質量)は、ナフサから生産されるエチレンです。包装フィルムなどに使われるポリエチレンの需要も堅調なため、エチレン市況は当分強含みで推移しそうです。

塩化ビニル樹脂では、東ソー <4042> 、信越化学工業 <4063> に注目したいと思います。特に信越化学工業は、米国子会社シンテックが米国市場で30%のトップシェアを有し、トランプ政権によるインフラ投資、減税策の恩恵を受けそうです。

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最終更新:4/25(火) 10:15
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チャート

東ソー4042
1199円、前日比+16円 - 8/22(火) 10:08

チャート

信越化学工業4063
9530円、前日比-43円 - 8/22(火) 10:08

チャート

三菱ケミカルホールディングス4188
964.8円、前日比-8.3円 - 8/22(火) 10:09