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【インタビュー】『無限の住人』三池崇史監督「これほど存在感のある人間に初めて出会った」木村拓哉の魅力を語る!

4/25(火) 19:21配信

トレンドニュース(GYAO)

沙村広明原作の人気漫画を木村拓哉主演で実写映画化した『無限の住人』(4月29日公開)。映画を陰から支えるスタッフインタビュー連載の最後を飾るのは、本作の指揮をとった三池崇史監督。これまで数々の話題作を世に送り出してきた三池監督に、自身のスタイルや初めてタッグを組んだ木村拓哉という俳優の印象などを聞いた。

【予告編映像】主演・木村拓哉、監督・三池崇史 映画『無限の住人』>>

■原作を捻じ曲げることはできない!

―― 沙村広明さんの原作を読んでどんな印象をお持ちになったのでしょうか?

三池: 個人的な感想で言うと、“女性“を描きたい作家なのかなって。女性が逆境のなかでみせる、はかなさや美しさみたいなものを。頭で考えるより、衝動というか沸いてくるもので展開していくような作品という印象を持ちました。天津影久(あのつかげひさ)との対決をもって原作は終わっていますが、廃刀令が施行された後の、万次(まんじ)の後日談が素晴らしいんですよね。力強く、才能のある作家だなって思いました。原作が大好きです。

―― 映像化するのに意識したことは?

三池: 原作を捻じ曲げることはできないというか、それができなければ原作がないものを撮ればいいわけで。明確なメッセージがシンプルに貫かれているので、原作のせいにして、いろいろぶつけられるなという感じがありましたね(笑)。

―― かなり激しいアクションシーンも見どころです。

三池: あまりアクションが強調されないようにとはいつも思っているんです。アクション映画とは違う感覚が欲しいんですよね。日本にはアクションを“みせる“ための映画を作る伝統がないので。

―― それはどういう意味でしょうか?

三池: たとえば(凶戴斗(まがつたいと)役の)満島(真之介)くんは今回が初めての立ち回りで、刀を持つ役も初めてだったのですが、馬にも思い切り乗っているんです。2日間で乗れるようになっちゃって。やっぱり沖縄のやつすげーってね(笑)。でも日本映画でこういった技術を使うところがあまりない。本当は撮る側も撮られる側も20年、30年って積み重なっていってアクション映画って出来上がっていくと思うんです。昔は撮影所が人を育てていたのですが、いまはそういう部分に投資するという考えもないですからね。

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