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【MotoGPコラム】Moto2表彰台獲得の中上貴晶「3位は素直に嬉しい」 狙うは“ライバル“モルビデリの連勝阻止

4/25(火) 18:30配信

motorsport.com 日本版

 今季2回目の表彰台獲得である。テキサス州オースティン郊外のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催された第3戦アメリカズGPで、IDEMITSU Honda Team Asiaの中上貴晶が3位に入り、16ポイントを加算してポイントランキングでも4番手に浮上した。

【写真】Moto2クラス第3戦で、表彰台に上がった中上貴晶(右)

 高低差が41mあり、コーナー数も20と非常に多いCOTAでの開催は今年で5回目となるが、中上のここでのベストリザルトは2015年の10位と、思い通りの結果は残せていない。難易度の高さではシーズン中屈指のコースとはいえ、それはどの選手にとっても同一条件である。どんなサーキットでも常に高い水準で戦うことができなければ、チャンピオン争いに生き残ることはできない。

 しかも中上の場合は、開幕戦のカタールGPで3位表彰台を獲得したものの、第2戦のアルゼンチンGPは転倒ノーポイントで終えているため、その分の取りこぼしも早急に埋め合わておく必要がある。

 土曜の予選を終えて中上が獲得したグリッドは、2列目4番手。

「好位置のスタートだし、前回の非常に申し訳ないレースを取り返すためにも、今回は思いきり勝負したいです」と、彼は意気込みを語った。

「アベレージタイムも悪くないです。フランコ・モルビデリ選手(Marc VDS)やアレックス・マルケス選手(同チーム)と非常に接近した水準ですが、彼らとはギヤの仕組と使いかたが違うので、どこで速くてどこで勝負できるのかを見極めながら、遅い区間は自分の腕で補って戦います」

 決勝レースはその言葉どおりの展開になった。序盤からトップグループを構成し、13周目にはアレックス・マルケスを着実に処理して3番手に浮上。その順位で19周のレースを走りきってゴールした。

「好きなコースの割に結果を残せなかったCOTAで3位獲得は、素直にうれしいですね。今までは予選が良くても決勝で転倒したりトラブルがあったりというリザルトばかりだったので、やっと(表彰台を)獲れた、という気持ちです」

 そう話す口調からも、さばさばとした喜びは充分に窺えた。

「序盤から冷静に走ることができて、満足のいくレースをできました。欲を言えば、もう2周くらい早くマルケス選手を抜きたかったとも思いますが、その後は彼のペースにも惑わされず逃げることができたし、反省点はあるけど、表彰台を獲得できたことをまずは喜びたいと思います」

 優勝は、開幕戦から3連勝のモルビデリ。ポイントの取りこぼしがなく、今回も25ポイントを加算してランキング首位の座を固めた。

「次からいよいよヨーロッパラウンドが始まるので、引き続きこの調子を維持してレースに臨みます。そしてとにかく、モルビデリの連勝を止めます」

西村章