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日米緊迫、北朝鮮Xデー「日本列島が沈没しても後悔するな」

4/25(火) 15:32配信

AbemaTIMES

 「日本列島が沈没しても後悔するな」などの強気な姿勢を示す北朝鮮に対し、日本を含め、周辺の国々は核実験やミサイル発射への警戒を一段と強めている。23日、平壌では国防体育大会が開かれた。緊迫した情勢にあるとは思えない光景だ。そんな中飛び込んできたのは、北朝鮮でアメリカ人が拘束されたというニュース。

 韓国の聯合ニュースによると、拘束されたのは50代後半の「キム」という名字の韓国系アメリカ人で、21日午後、平壌空港で出国手続きをしていたところ北朝鮮当局に拘束されたとのこと。キム氏は支援活動のため北朝鮮に1カ月ほど滞在していたとのことだが、拘束された理由は明らかになっていない。

拘束したアメリカ人を外交の交渉に利用か

 北朝鮮はこれまでも、拘束したアメリカ人を外交の交渉に利用してきた。聯合ニュースは今回も外交カードに利用するものとみている。対するアメリカも北朝鮮への軍事圧力を強めている。「カール・ビンソンを中心とする艦隊は数日中の月末までには日本海に到着するだろう」と会見で語ったのは、アメリカのペンス副大統領。23日、朝鮮半島に向かっているアメリカ海軍の原子力空母「カール・ビンソン」と海上自衛隊の護衛艦2隻が、南方の海域で共同訓練を始めた。

 一方で、北朝鮮は強気な姿勢を崩していない。「水爆から大陸間弾道ミサイル(ICBM)に至るまで持つべきものはすべて持っている。我々の首脳部を狙う敵対勢力は韓国が灰になり日本列島が沈没し、米国本土に核が降り注いだとしても後悔してはならない」と21日、朝鮮中央テレビは報じた。

 本当に北朝鮮は核実験や弾道ミサイルの発射を強行するのだろうか。22日韓国メディアは政府消息筋の話として、北朝鮮の核実験場周辺の変化を伝えた。

 「北朝鮮は最近、豊渓里核実験場近くの住民らを避難所に移動させた」(韓国KBS)

 アメリカの北朝鮮研究グループも、車両などの動きからいつでも6回目の核実験が実施できると指摘している。アメリカと北朝鮮との間で板挟みとなっている中国は、二国が衝突した場合どう動くのか。22日中国共産党の機関紙が社説でこのように伝えた。

 「仮にアメリカ軍が北朝鮮を攻撃した場合も、核関連施設の空爆に留まれば話し合いでの解決を目指す。しかし政権転覆を目指し攻撃した場合は、すぐに軍事介入するべきだ」(中国共産党の機関紙)

 アメリカによって北朝鮮の体制が変えられるのは望まないという中国の本音がうかがえる。

 一方で北朝鮮側は中国を痛烈に批判する。「彼ら(中国)が誰かに踊らされて経済制裁に執着するならば、我々との関係に及ぼす“破局的な結果”も覚悟すべきだ」。(21日 朝鮮中央通信)

 「破局的な結果」と強い言葉で中国に対する批判のトーンを上げた。これについて、コリア・レポートの辺真一編集長は「中国の経済的プレッシャー、締め付けに対して牽制というよりもむしろ反発だ。今後さらに石油を止めることになれば、北朝鮮の経済が立ちいかなくなる。厳しい状況だろう。焦りもあると思う。何とかしなくちゃならないという思いも強いのでは」と述べている。

 北朝鮮は各国を挑発している。日本に対し「日本列島が沈没しても後悔するな」、またアメリカに対しては空母カール・ビンソンを「太った変態動物」と揶揄し、「一撃で空母を沈める準備を整えた」と主張。

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最終更新:4/25(火) 17:35
AbemaTIMES