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伝説の深夜番組「虎の門」が復活!いとうせいこう「手元で観られる番組の中でダントツのものを作る」

4/25(火) 16:20配信

AbemaTIMES

2001年~2008年にわたりテレビ朝日で放送された「虎の門」をご存知だろうか? 関東ローカルにも関わらず圧倒的な人気を博し、若手芸人の登竜門的存在としても知られていた番組だ。ここからブレイクしたスターは数多く存在し、まさに伝説的な深夜のバラエティ番組と言えるだろう。

そんな「虎の門」が5月1日(月)に一夜限りの復活を果たす。AbemaTIMESでは今回の特番でも司会を務める、いとうせいこうにインタビューを敢行。放送への、意気込みを語ってもらった。

--今回、一夜限りの「虎の門」復活の話を受け、どう感じましたか?

いとうせいこう:当時の番組スタッフや出演者からは「なんで終わっちゃったの?」とか「今こそ、もう一度やるべき」って声が頻繁にあがってたんですよ。僕自身も前々からまたやりたいと思ってたし、復活が決まった時はすごくうれしかったですね。周りからの反応もすごかった。当時出ていた(千原)ジュニアやバカリズムも「聞きましたよ! 『虎の門』やるらしいじゃないですか」って声をかけてくれたしね。言葉にせず「俺はどうなるんですか? 出れるんですか?」って感じの雰囲気をガンガン醸しながら(笑)。当代きっての芸人たちがそう思ってくれるのはうれしいことですよ。実際にスケジュール合わせて出てくれる連中もいるわけだし。

--今まさにキャスティングの最中だそうですね(※取材当時)。具体的にどんな方々の出演を想定されてるんでしょうか?

いとう:キャスティングに関しては、やっぱり当時出てた面々を主眼にしてます。今テレビで番組を仕切っている芸人の多くは、「虎の門」に出てた面々だったりするんですよ。そんな連中が何年かぶりに集まってまたやるわけだから、気合の入り方も違います。全員の経験値やテクニックがグンとレベルアップした状態でまたやれるっていうのはすごいこと。きっと当時と同じフリをしても返しの切れ味が違うでしょうね。今だからこそできる新しい領域が見えたらいいな。まあ、それだけじゃなくて、当時小さいコーナーに出てた今は中堅と呼ばれているような芸人たちにも出演してもらうし、新たな要素も入れようと思ってますけどね。「今ならこの人入れたら面白いんじゃない?」みたいなやりとりを、スタッフとずっとしてますよ。

--実際、どんな内容になりそうですか?

いとう:そこは正直まだわからなくて。始まって全員揃った時の雰囲気を見てから、「ああ、今日はこういう感じになるのか」ってようやく感じるんだと思います。そこで生まれるのって計算不可能な楽しみなわけですよ。やってみなきゃわからないという生放送の恐ろしさもあるけど、だからこそみんな腕が鳴るんじゃないかな。腕っ扱きが集まるんだから、失敗するってことはまずないと思うし、例えるなら、すごいミュージシャンたちが集まったフリージャズセッションみたいな感じかな。そうなるとつまり、実力者を集めた上で僕がどの位できるのかってことが問われてくるんだけど(笑)。ただ、心配はしてないです。僕が1分間黙ってたって、きっと誰かが余裕で回してくれるはずだし。

--「虎の門」って、当時どういう位置付けのどんな番組だったと思いますか? 番組のことを知らない読者もいると思うので、改めて教えてください。

いとう:放送してたのって90年代だっけ?

番組スタッフ:2001年スタートですね。

いとう:そっか。21世紀になってから始まったんだよね。最初はね、音楽アーティストのライブなんかもやってたんです。CHEMISTRYがライブやって、その後の深い時間に芸人たちがバーっと出てくるみたいな。その中でコーナー司会を僕が担当してて、当時はいかにトンがったナンセンスな企画をやるってことが使命でした。僕以外にも例えば、勝俣(州和)くんとかMEGUMIちゃんとか、たくさんのレギュラー陣がいて。それに加え、罰ゲームみたいなノリでフロアディレクターをやらされてたのがカンニング竹山。その姿はほとんど画面には映らないっていうね(笑)。あとは、コンビ名をくりぃむしちゅーに改名したばかりの上田(晋也)が「うんちく王決定戦」ってコーナーに出てたり。有田(哲平)も全然出番ないのに来てたなぁ。スタジオに来てひたすらモニターを鑑賞してるだけで、その姿が毎回必ず2秒くらいオンエアされるっていう。出番はそれだけだったね(笑)。

番組スタッフ:しかもノーギャラで(笑)。

--えっ!

番組スタッフ:逆に、「ノーギャラじゃないと俺出ません」って言ってきて(笑)。

いとう:そういうさ、なんか異様な熱気みたいなのがあったよね。そんな中で自分は何をできるのかっていう勉強と実験をすごくさせてもらった。“虎の門”というか“虎の穴”みたいなもんですよ。芸人がどういう風に場を仕切って、どうやって旋風を巻き起こしていくかっていうのを学ぶ場所でした。その上で、テレビにある色々な可能性を早い段階で試してたのが「虎の門」だったと思います。

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最終更新:4/25(火) 16:20
AbemaTIMES