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斬新すぎ、大阪でライアン・ガンダー展

4/25(火) 15:00配信

Lmaga.jp

新タイプのコンセプチュアル・アートとして国際的に注目されている作家、ライアン・ガンダーの日本初の大規模個展が、4月29日から「国立国際美術館」(大阪市北区)でおこなわれます。

【写真】ライアン・ガンダー《リアリティ・プロデューサー(構造と安定のための演劇的枠組み)》 2017年 ©Ryan Gander, Courtesy of TARO NASU/『ライアン・ガンダー ーこの翼は飛ぶためのものではないー』@国立国際美術館(大阪市北区)

「コンセプチュアル・アート」は直訳すると「概念芸術」。作品の形態や物質的側面よりも、意味、内容、思考などを重視した芸術作品を示す用語です。1960年代後半から70年代前半に流行しましたが、その後の美術にも影響を与えていて、世間でよく言われる「現代美術はワケがわからん」の原因だったりします(あくまでも筆者の説ですが)。

ガンダーは1976年生まれの英国人。彼の作品は、絵画、写真、映像、印刷物、インスタレーションなど様々な形をとり、決まったパターンがありません。そして、鑑賞者の思考や想像力に働きかけ、新たな価値観の創出や認識の拡張を促すのが特徴です。それは、綺麗な絵やダイナミックな彫刻を見て感動するのとは違う、未知への扉を開くような体験と言えるでしょう。

本展はガンダーの初期から最新作までを網羅する、初の大規模個展です。既成概念にとらわれない柔軟な感性の持ち主に、本展をおすすめします。なお、本展と同時開催される美術館の所蔵作品展でも、ガンダーが作品のセレクトを務めています。こちらも見逃せません。料金は一般900円ほか。

文/小吹隆文(美術ライター)

最終更新:4/25(火) 15:00
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