ここから本文です

サシバがつなぐご縁です 台湾の小学生ら八重山訪問へ 日本の歴史や文化も興味津々

4/25(火) 11:25配信

沖縄タイムス

 【松田良孝通信員】台湾でもよく知られている渡り鳥のサシバについて、渡りのルートに含まれる沖縄に関心を持った台湾の小学生が5月、石垣島や西表島を訪れることになった。石垣市に住む台湾出身者や小学生との交流を予定しており、サシバの縁をきっかけにした沖縄訪問を前に、子どもたちは日本語の勉強などにも取り組んでいる。

 台湾中部・彰化(チャンフア)市の中山(チョンシャン)小学校の4~6年生16人と教員、保護者合わせて約25人が5月20日から5日間の日程で訪問する。

 彰化市は市街地近くの八卦山(バグア)(標高98メートル)がサシバの渡りの休憩地の一つで、同校は八卦山近くにある。児童たちは昨年から八卦山のサシバを調べ、地域の環境について学んできた。

 昨年9月には、絵本「サシバ舞う空」(文・石垣幸代、秋野和子、絵・秋野亥左牟、福音館書店)を取り寄せ、同校保護者で日本語通訳の林瓊施(リンチョンシ)さんが手助けしながら沖縄とサシバの関係を学習。八重山に多くの台湾出身者が暮らしていることまで調べ上げ、旅行先に八重山を選んだ。八重山に住む台湾人を追ったドキュメンタリーフィルム「海の彼方」の黄胤毓(フアンインユ)監督を同校に招いて話も聞いており、石垣島では同作品に登場する台湾出身者、玉木玉代さん(88)を自宅に訪ねる計画。

 頼依婷(ライイティン)教諭は「日本との交流を取り入れながら、自然環境と文化について学ぶことが学習のテーマ」と話す。サシバの渡りに適した環境を考える学習から派生する形で、日本本土で里山保護に取り組む地域との交流も目指している。

 6年生の陳賛安(チェンツァンアン)君(11)は「日本語や日本の歴史に興味がある」、5年生の林芮儀(リンルイイ)さん(10)は「文化の交流をしてみたい」と話した。

最終更新:4/25(火) 18:20
沖縄タイムス