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ミュージカル『薄桜鬼』最新作が東京公演で開幕、描かれるのは原田と千鶴の“幸せルート”

4/26(水) 20:02配信

ファミ通.com

文・取材:編集部 立花ネコ

●シリーズ第10弾は待望の“原田左之助 篇”!
 オトメイトの人気女性向け恋愛ゲーム『薄桜鬼 ~新選組奇譚~』をミュージカル化した、ミュージカル『薄桜鬼』シリーズ。その最新作“ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇”の東京公演が、本日2017年4月26日(木)よりAiiA 2.5 Theater Tokyoにて開幕した。初回公演前に行われたゲネプロ公演および囲み取材をリポートする。

 ライブ公演を含めるとシリーズ第10弾となる本作で描かれるのは、原田左之助にスポットを当てた千鶴との物語(いわゆる“原田ルート”)。ふたりの恋模様のほか、幕末の動乱を生きた新選組の重厚なドラマが、圧巻の殺陣とダンスと歌、そしてキャストの熱演で再現されている。4月14日(金)より上演された大阪公演を経て、満を持して東京公演が幕を開けた。
 観客を入れ、プレ公演として行われたゲネプロ公演の前には、キャストが登壇しての囲み取材が実施。原田を演じる東啓介を始め、礒部花凜(雪村千鶴役)、松田岳(土方歳三役)、荒牧慶彦(沖田総司役)、佐々木喜英(風間千景役)が意気込みを語った。

――大阪公演を終えて、東京公演への意気込みはいかがですか。

東啓介(以下、東) 大阪公演の熱でさらに東京公演を盛り上げたいです。いままでにないミュージカル『薄桜鬼』になっていますので、ぜひ劇場で熱を感じていただければ。

礒部花凜(以下、礒部) ずっとミュージカル『薄桜鬼』に出たいと思っていた自分にとっても、ミュージカル『薄桜鬼』にとっても念願の“原田左之助 篇”。さらに気を引き締めてがんばりたいと思います!

松田岳(以下、松田) 大阪公演と変わらず、それ以上の熱量で、土方歳三の誠を貫き、原田左之助を盛り立てられるように、東京公演をがんばります。

荒牧慶彦(以下、荒牧) いままでミュージカル『薄桜鬼』を重ねてきて、今回に至るまでにさまざまなキャスト変更もありましたが、僕らの信じる誠を貫き、“原田左之助 篇”に辿りつくことができました。先代の方々、そしていまのキャストも信じる誠を貫いて、全力で突き進んでいきたいと思います。

佐々木喜英(以下、佐々木) 僕は2年前の“黎明禄”で土方をやらせていただいたので、懐かしい気持ちと役が変わって新鮮な気持ちでいっぱいです。先代のキャストが受け継いできたアツい魂を引き継いで、全力でステージに立ちたいです。

――本公演の見どころを教えてください。

東 原田左之助ルートは全ストーリーのなかでも“幸せルート”と言われている物語。いままでになかった展開や、原田の男を通した生きかたを観ていただきたいです。

礒部 いま原田さん(東)に言われてしまったんですが……(笑)。最後のシーンは、幸せな気持ちになりながら演じているので、ぜひ皆さんにも感じていただけるとうれしいです。

松田 見どころはたくさんあります! 原田と千鶴の愛だったり沖田の病気との戦いだったり、新選組を離れてしまう隊士の葛藤だったり……たくさんありますが、とくに観てほしいのは土方と風間との戦い。ミュージカル『薄桜鬼』ならではの歴史の上にできたものだなと感じていますので、ぜひそこを観てほしいなと思います。

荒牧 本当は沖田総司をたくさん観てくれと言いたいところなんですが(笑)、僕の大好きなとんちゃん(東)演じる原田左之助が本当に本当にかっこいいので、しかと括目して見よ!と言いたいですね。とんちゃんの原田左之助に注目してください。

佐々木 原作の原田ルートの風間はあまり登場していませんが、今回のミュージカルでは内容を膨らませて、羅刹に対しての怒りや土方との戦いがたくさん描かれているので、ぜひそこを観ていただきたいです。

――最後に、これから“ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇”を観るファンへ、メッセージをお願いします。

礒部 東京公演が始まり、皆さんに観ていただけるのを楽しみにしています!

松田 稽古場から作り上げて、とんちゃんを筆頭に本当にいい作品になりました。何度見返しても、“ここでこんなことをやっていたんだ”と、いろんな隊士がいろんな芝居をしています。ぜひ細かいところまで観てください。とんちゃんは、原田左之助という男を僕が見てもかっこいいなと思うくらい演じてくれています。思う存分キャーキャーしてください(笑)。

荒牧 今回の“原田左之助 篇”はいままでの積み重ねがあってこそ。新曲もありますので、いままでのミュージカル『薄桜鬼』を観てきた方こそより楽しめる公演ですし、もちろん新しいお客様も楽しめるものになっていますので、楽しみにしていてください。

佐々木 僕は2年前の“黎明禄”以来ですが、キャラクターが変わって出演ということで僕自身驚きました。ミュージカル『薄桜鬼』という、お世話になった作品に恩返しできるのは幸せなこと。しっかりと恩返しをして、これからも盛り上げていこうと思います。

東 毛利さん(脚本・演出・作詞の毛利亘宏氏)も言っていましたが、“原田左之助 篇”はやるのが難しいのではないかと言われていた作品。そんな作品に座長として、原田左之助として舞台に立てることが本当に幸せです。原田左之助の生き抜いた人生、男の道をじっくり観ていただいて、明日への活力だったり、心に残るものがあれば幸いです。劇場に来て感じてください。待ってます!

 なお本作“ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇”は、Blu-ray&DVDが2017年8月23日(水)に発売決定。加えて4月30日(日)の大千秋楽公演が、同日22時よりGYAO!にてディレイ配信されることが決まっている。詳細は公式サイトへ。

●“大切なもの”を守る男の生きざまが圧巻!
 物語は新政府軍との戦い、槍を振りかざして相手を討つ原田の「おまえらには、自分のすべてを賭けられる女がいるか!?」という咆哮からスタート。ソロ曲「モノクロの月」をバックに、原田の大立ち回りがくり広げられる。そこから時代はさかのぼり、回想へ。夜の京の街で父・綱道を探す千鶴は“羅刹”と呼ばれる異形を始末する新選組と出くわし、綱道を探すという同じ目的を持つ新選組と行動をともにすることとなる。

 原田と千鶴の出会いが描かれた後、おなじみの「ヤイサ!ヤイサ!ヤイサ!」に乗せて各キャラクターが見せ場を作るOPは、「これぞ“薄ミュ”!」と言うべき華やかさ。動乱の幕末ならではのドラマに“羅刹”や“変若水(おちみず)”、“鬼”といった『薄桜鬼』独自のエッセンスが絡み合い、ミュージカル『薄桜鬼』ならではのシリアスな物語が紡がれてゆく。

 物語の主軸は原田と千鶴の恋模様に置かれているが、新選組の面々や“鬼”である風間、不知火らがくり広げる群像劇も、ミュージカル『薄桜鬼』の大きな魅力のひとつ。運命と時代に翻弄されながらも信念を貫く男たちの生きざまは、単なる“女性向け恋愛ゲームのミュージカル化”にとどまらない感動を与えてくれるだろう。とはいえ“胸キュン”シーンにも事欠かず、とくに2幕で原田と千鶴が互いの想いを告げるシーンは必見! 「おまえのことは必ず守る」と振り絞る原田のまっすぐなセリフに、胸を打たれること請け合いだ(個人的には「泣いてる女を黙らせる方法はこれしか知らねぇんだ」というセリフがたまりませんでした)。

 貫き通すべき信念や大切なものを手放す決意・手放さない覚悟、そしてそれぞれが抱く大きな“夢”。動乱の時代を戦いながら生きる男たちは、いったいどのような生きざまを選ぶのか。そして原田と千鶴が選んだ“夢”の結末とは……。ふたりが迎える“ハッピーエンド”の行方は、実際に劇場で確かめていただきたい。

●公演概要
◆タイトル:ミュージカル『薄桜鬼』原田左之助 篇
◆原作:オトメイト(アイディアファクトリー・デザインファクトリー)
◆スタッフ
・脚本・演出・作詞:毛利亘宏
・音楽:佐橋俊彦
・振付:本山新之助
・殺陣:六本木康弘
・殺陣監修:諸鍛冶裕太
◆キャスト:原田左之助役:東啓介、雪村千鶴役:礒部花凜
土方歳三役:松田岳、沖田総司役:荒牧慶彦、斎藤一役:納谷健、藤堂平助役:木津つばさ、永倉新八役:福山翔大
山南敬助役:輝馬、山崎烝役:高崎翔太、近藤勇役:井俣太良
風間千景役:佐々木喜英、天霧九寿役:聡太郎、不知火匡役:柏木佑介、雪村綱道役:川本裕之
◆公演日程:
・大阪(梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ):2017年4月14日(金)~16日(日)
・東京(AiiA 2.5 Theater Tokyo):2017年4月26日(水)~30日(日)
◆主催:ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会(マーベラス、マーブルフィルム)
◆製作協力:トライストーン・エンタテイメント

最終更新:4/28(金) 13:07
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