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【ライブレポート】[Alexandros]、満員の幕張メッセで迎えたツアーファイナル「最高のメンバーを持った」

4/26(水) 17:53配信

BARKS

[Alexandros]が4月23日、国内外を巡ったライブツアー<Tour 2016~2017 ~We Come In Peace~>のファイナル公演を千葉・幕張メッセ国際展示場9-11ホールで開催した。

◆[Alexandros]ライブ画像

この日は2万人の観客が集結。開演直前には警備スタッフの位置や救護室の場所が案内され、「全員に最後まで楽しんでもらいたい」「ライブ慣れしていないファンの方へ配慮しましょう」とアナウンスが流れるなど、“安全第一”が徹底されていることがよくわかる。

ステージ中央から伸びる花道に沿って設置された[Alexandros]の象徴でもある[ ]がゆっくりと上昇し暗転、ステージを覆う白い幕に所属レコード会社、レーベル、マネージメントのロゴに続き、宇宙をテーマにしたオープニング映像が上映された。まるで満月のような丸い照明に照らされた川上洋平(Vo&G)のシルエットが浮かんで「ムーンソング」がスタート、大きな月、キラキラとした夜景、その幻想的な映像演出と観客の盛り上がりで、場内は1曲目からクライマックスを迎えているといっても過言ではなかった。


川上が「Are you ready? 幕張!」と呼びかけると一際大きな歓声が沸き、ファンにはお馴染みのライブの始まりを告げる曲「Burger Queen」「For Freedom」。続く「Kaiju」ではパープルのライトの下、和服を来たダンサーが登場し妖艶なダンスを繰り広げる。川上はハンドマイクで花道へ移動し、ステージ背面のビジョンにはリリックが次々と映し出され、レーザーが飛び交い、磯部寛之(B&Cho)、白井眞輝(G)、庄村聡泰(Dr)サポートキーボードのROSÉがいるステージではファイヤーボールが吹き出すなど、まるでサラウンドという怪獣が会場の中を暴れ回っているような演出が繰り広げられた。

会場が温まってきたところで、花道の上部に吊るされた6つの[ ]が降り、白井が花道でギターをかき鳴らし「Kick&Spin」で、広い会場が一気にライブハウスと化す。途中、川上が携帯カメラを片手に花道へ飛び出して、カメラをフロアに向けたり自身に向けてドアップでビジョンに映したり、さらには「もっと声出せー!」とどこまでも煽り続ける。

先ほどまでの熱狂から一転、飛行機の機内アニメーションがビジョンに映し出され、その歌声は女神か天使か?と錯覚させられるほどの美声が心地よい「O2」で癒しへと誘い、「Ladies&Gentlemen 今日は楽しみましょう!」と軽快で都会的な楽曲「AOYAMA」へ。「Feel like」では金髪にサングラスのダンサーが登場して息の合ったダンスを見せるなど、最新アルバム『EXIST!』と同じ曲順で3曲を披露した。

NTTドコモのCMで[アヤノサンドロス]として話題を呼んだ「Buzz Off!」や、「Stimulator」を演奏した後、庄村のドラムが「Waitress, Waitress!」のリズムを叩き出し、観客が興奮状態のままリズムに合わせて声を上げ始めたところで、急にドラムが止まる。磯部が「長いことやってるとね、わかんなくなるんですよ前後が(笑)」と曲順を間違った庄村をフォローするという一幕もありつつ、次の「言え」が始まると「やることわかってんだろうな幕張!」という川上の一言で会場の熱が一気に上昇。そして「Waitress, Waitress!」「クソッタレな貴様らへ」とここまで16曲をぶっ続けで演奏し、やっと初めてのMCへ。

川上からの「今日で半年間にわたるツアーが終わります。昨日と今日の2日間、幕張貸し切ってやらせて頂きました。今日が楽しみすぎてあまり寝てないんですけど、そんなこと関係なく最後までやりたいと思います」という挨拶に続き「素敵なメンバーを紹介しましょう」と、レコーディングにも参加しているというストリングス隊“村田一族”がステージ後方に登場。「今日で32公演目になります。最初横浜アリーナから始まったけど、台湾では250人キャパでやって。台湾・香港・韓国も盛りあがってね。今日ここがツアー史上一番のオーディエンスだと思わせてください! 温めてやるから最後までよろしく!」と改めて観客へと火をつけた。

MC明け、“大切な人に対しての包み隠さない愛情”がテーマのラブソング「今まで君が泣いた分取り戻そう」では、心なしか優しい表情を見せるメンバー。それから「Swan」「Run Away」「Starrrrrrr」と情熱的かつ洗練されたパフォーマンスを展開し、川上が「今日は幕張に来てくれてありがとう。最高のオーディエンスです。本当に幸せ者です。32回目の今日が一番だと自信を持って言えます。みなさん最高です! 寂しいけど、そろそろ締めくくりたいと思います。一緒に心の底から、腹の底から声出してくれますか?」とライブの終わりが近づいていることを予感させる。そして「NEW WALL」を全員で大合唱し、「Adventure」で本編が終了した。

アンコールでは、物販スペースに設置された[ ]のオブジェにメンバーがサインをする様子がビジョンに映し出され、生中継なのか? 録画されている映像なのか? と観客が眺めるなか、物販スペースから繋がるライブ会場後方の出入り口にメンバーが突如現れ、会場後方部の花道を通ってサブステージへ。広い会場で、後方の観客にも楽しんでもらいたいというメンバーの気遣いがうかがえる。

前回の幕張公演や大阪城ホールで行なった<Premium V.I.P. Party>に続き、メンバーがサブステージの中心を囲むように向かい合ってスタンバイ。「恒例のサブステージ開始したいと思います」の一言から、スタジオセッションのような雰囲気で、まずバイオリンを交えて「ワタリドリ」のアコースティックバージョンを披露。バイオリン奏者を送り出し、次の「SNOW SOUND」では、雪に見立てたシルバーの紙吹雪が舞い、楽曲の後半では桜の花びらに代わるという粋な演出で観客を魅了した。

その後、川上がアコースティックギターを持ってひとりでステージに残り、「2001年、大学生の時に“よし世界一になるバンドを結成するぞ!”と思って結成して、その時メンバーは5人いたんですけど、1週間で全員いなくなりました(笑)」と笑いを誘い、現メンバーが集まるまでの歴史を思い返しながら、「4人暮らしをして喧嘩もして色々なことがありました。今こうやって対面(演奏)して、お互いの顔を見ながら演るのもちょっと照れくさいですけど、やっぱ気持ちいいですね。最高のメンバーを持ったと思います」とメンバーへの感謝を語る。そして「彼らに次の曲を捧げたいと思います。お客さんが10人くらいの時に作った曲です」と「かえりみち」を弾き語りで披露した。バンドセットでの「Dracula La」の演奏が始まると、サブステージからメインステージへと歩く川上。その背中の向こうには[ ]のオブジェに囲まれた磯部、白井、庄村が待っていて、ひとりだったという川上が大切な3人のもとへと向かう姿に思わず胸が熱くなる。

Wアンコールでは、川上と庄村が登場して「Kaiju」をドラムとアコースティックギターで演奏。再度、磯部・白井・ROSÉをステージに呼び込み「ツアー終わっちゃいます。スタートしたときは、なげぇなーと思っていたんですが、今日で終わると思うと寂しいです。帰りに寂しくないように騒ごうぜ、幕張! 最高のお前らに捧げます」と「You’re So Sweet&I Love You」を演奏し、最後は「city」で締めくくった。鳴り止まぬ歓声と拍手のなか、メンバー全員で花道へ。花道中央で川上が口元に人差し指を当て、地声で「愛してるぜ幕張ー!」と叫び、4人は肩を組んでステージを後にした。

メンバーが去った後、ビジョンには愛知・日本ガイシホールで<Premium V.I.P. Party>が7月2日に開催されることが発表された。[Alexandros]からファンへのサプライズプレゼントでツアーは幕を閉じた。

■セットリスト
1.ムーンソング
2.Burger Queen
3.For Freedom
4.Kaiju
5.Claw
6.Girl A
7.Kick&Spin
8.O2
9.Aoyama
10.Feel like
11.The&Tokyo 2pm 36 Floor
12.Buzz Off!
13.Stimulator
14.言え
15.Waitress, Waitress!
16.クソッタレな貴様らへ
17.今まで君が泣いた分取り戻そう ~ サテライト
18.Swan
19.Run Away
20.Starrrrrrr
21.NEW WALL
22.Adventure
[アンコール]
1.ワタリドリ(アコースティック)
2.SNOW SOUND
3.かえりみち
4.Dracula La
[ダブルアンコール]
1.Kaiju(アコースティック)
2.You’re So Sweet&I Love You
3.city

最終更新:4/26(水) 17:53
BARKS