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絶対に子どもたちを守る。通学路にひそむ危険の正体、今すぐやるべきこととは。

4/26(水) 17:36配信

BuzzFeed Japan

またも子どもが犠牲になった。相次ぐ事件を「特殊なケース」「守るすべがない」とやり過ごしていいのか。子どもの安全と、性犯罪。2人の専門家に聞いた。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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日頃から、子どもにこう言い聞かせている親は多いのではないだろうか。

「知らない人にはついていかない」

しかし、顔見知りの関係であっても、事件は起こりうる。身近な人物による犯行は「防ぎようがない」のか。すべての人を疑え、と教えるよりほかないのか。

子どもの安全に詳しいセコムIS研究所の舟生岳夫さんは、著書『子どもの防犯マニュアル』で、子どもが一人でいる時に不審者から声をかけられた時の対処法を詳しく解説している。

それが顔見知りだった場合でも、対応は変わらないという。

誰であっても「ついていかない」

友達の親などよく知っている人でも、事前に親同士が連絡を取り合っていなければ、車に乗ったり家に上がったりしてはいけない。そのルールを、子どもとしっかり確認しておく必要があるという。

「やみくもに人を疑えというのとは違います。親が、自分の子どもがどこに行ったかわからない『空白の時間』を作らないための対策です」

とはいえ、子どもは声をかけられるととっさに判断できず、「親切で言ってくれているのに断ると失礼かも」「親に怒られたらどうしよう」と思ってついていってしまうかもしれない。

「きちんと対応しなさい」といった曖昧な言い方をしていると、そうなった時に子どもは混乱してしまう。

「一人になった時に誘ってくる人がいても断りなさい」

「断ってもしつこく誘われたり、強引に連れて行こうとされたりして、怖いな、嫌だな、と思ったらすぐ逃げなさい」

「もし失礼にあたっても、あとでお母さん(お父さん)が謝ってあげるから」

このように具体的に伝えるとよいという。

忙しくても代替手段はある

千葉県で女の子が殺害された事件では、女の子が通っていた学校の保護者会長が逮捕されたことで、子育て中の親たちに戦慄が走った。

しかし、それで保護者会を否定するのではなく、むしろ保護者会やPTA、地域活動に親が積極的に関わって、近隣住民や保護者とのコミュニケーションを密にすることが防犯には近道だ、と舟生さん。不審者を見分けやすくなるだけでなく、子どもに接する大人どうしの監視の目もはたらきやすくなる。

ただ、共働きや核家族などの事情で、そうした地域のつながりをつくることは難しくなってきている。日々何も起きないことをひたすら祈りながら、やむを得ず一人歩きや留守番を続けさせているケースは少なくない。舟生さんはこう断言する。

「親の都合で子どもに高い負荷をかけてはいけません。親が忙しいなら忙しいなりに、代替手段は必ずあります」

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最終更新:4/26(水) 17:36
BuzzFeed Japan