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まだ座って仕事しているの?スタンディングワークで生産性も健康もアップー働き方シフト〔オフィス編〕

4/26(水) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

近い将来、座って仕事をすることが時代遅れになるかもしれない。グーグルやフェイスブックなど、アメリカのシリコンバレーにある企業では、数年前から立って仕事ができるスタンディング・デスクの導入が進んでいる。社員自ら希望するケースが増え、ヘッドハンティングの際に、スタンディング・デスクを雇用条件に挙げる人もいるという。今後、立ち姿勢によるワークスタイルが世界のスタンダードになっていくのか。その変化の波は、すでに日本でも起きている。

オフィス家具で国内トップクラスのシェアがある岡村製作所が、立ち姿勢でも仕事ができる上下昇降デスク「Swift(スウィフト)」を発売したのは2015年1月。当時、日本国内で上下昇降デスク販売するのは岡村製作所だけで、発売開始直後から、カナダに本拠地を置くマニュライフのグループ企業、マニュライフ生命保険の日本本社から1千台以上、楽天から約1万3千台の大口注文が続いた。両社とも設備目的は、社員のウェルネス(健康増進)だった。

マニュライフ生命保険のオフィス内をのぞくと、立って仕事をする人と座って仕事をする人、さらに立ったり座ったりする人もいて、机の高さは人それぞれだ。商品開発部の前濱弘介さんは上下昇降デスクの使用感について、「デスクの高さを自分の身長に合わせて調整できるので、姿勢が良くなった気がします」という。

大口注文はさらに続く。三菱商事と日商岩井(現・双日)の合弁会社である鉄鋼総合商社メタルワンだ。

「次の大口注文も外資系やIT 系だろうと予想していたので、旧財閥系のメタルワンからの受注は正直意外でした。それと前後して、NHKのクローズアップ現代で紹介されるとBtoCの小口注文が増え、地方からの受注も増加。現在は、東京大学大学院や東北大学大学院、大妻女子大学などの教育機関でも数多く使っていただいています」(岡村製作所マーケティング本部ソリューション戦略部販促企画室室長・武田浩二さん)

立ち姿勢によるワークスタイルの浸透が早かったのは、デンマークやスウェーデンだった。北欧諸国でデスクといえば上下昇降デスクを指し、新しく導入されるデスクの9割以上が上下昇降タイプだという。「医療費が無料なので、国は医療費抑制のためにも国民の健康増進に真剣で、労働環境も厳しく指導していると言われています」(武田さん)。ドイツでもアウディなどの大企業が導入し、上下昇降デスクは座りすぎを改善する上で効果的なアイテムとして認識されている。

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最終更新:4/26(水) 12:10
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