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ブラジル人女性研究者=「影響力のある100人」に、ネイマールと共に選出=ジカウィルスと小頭症の研究が認められ

4/26(水) 7:03配信

ニッケイ新聞

 米国タイム誌の発表した、「世界で最も影響力のある100人」に、サッカーのブラジル代表ネイマールと並んで、ブラジル人女性研究者が選出されたと、25日付現地サイトが報じた。
 その女性はセリーナ・トゥルシさん。ゴイアス市出身で、現在はペルナンブッコ州にあるオズワルド・クルス財団の客員研究員だ。
 「革新者部門」で選出されたトゥルシさんは、ゴイアス州連邦大学の退任教授だ。ジカウイルスと小頭症の関係を調べた研究が認められた。
 トゥルシさんは、各分野の研究者や研究機関を集めて、約30人からなる小頭症研究グループ(Merg)を立ち上げた。昨年1月にジカウイルスと小頭症の関連性の調査を開始し、3カ月後には両者に強い関連性がある事を突き止めた。
 同氏は同じ功績によって、世界的権威のある学術雑誌、英国ネイチャー誌が昨年末選んだ「最も重要な科学者10人」にも選出されている。
 学会での大評判にもかかわらず、同氏は自身を、まだ謎が残されているジカウイルスについて共同で研究しているグループの代表者の一人に過ぎないとしている。
 米国ニューヨークでインタビューに応じた同氏は、「一人でできたことではなく、多くの人の協力があってこそ。今回の栄誉はブラジル全土の医療関係者や研究者に与えられたもので、私は代表して受け取るだけ。科学的な研究が社会全般に知られる事は少ないけど、注目が集まればサポートを切られる可能性も減るわ。研究継続や後進の育成は、健康への脅威に対する解決を見出すために不可欠だから、私たちの研究が選ばれたことはとても重要よ」と語った。

最終更新:4/26(水) 7:03
ニッケイ新聞