ここから本文です

原発再稼働なければ値上げも 北陸電力5年ぶり最終赤字/富山

4/26(水) 20:16配信

チューリップテレビ

 北陸電力の決算が5年ぶりに赤字となりました。

 原発再稼働の見通しが立たない中、依存率が上がっている火力発電設備の修繕費がかさんだことなどが原因で、北陸電力の金井社長は、『現在の状況が続けば電気料金の値上げも検討しなければならない』と述べました。

 北陸電力が26日発表した2016年度の決算は営業収益はおよそ5425億円、経常利益はおよそ20億円となりました。

 当期純利益は、前の年度に比べておよそ135億円減少し、6億円の損失を計上しました。

 最終赤字となるのは5年ぶりで、連結業績の開示を始めた1995年3月以来で2度目です。

 業績悪化の要因は、原発再稼働の見通しが立たないため稼働率があがっている火力発電設備の修繕費が膨らんだことや、積雪が少なく、低コストの水力の発電量が減少したためとしています。

 配当は、年間で1株当たり35円で前期より15円の減配としました。

 減配はオイルショックのあった1980年3月期以来37年ぶりです。

 北陸電力の志賀原発は、現在発電を停止していて、原子力規制委員会の新しい規制基準に適合するかどうかの審査が行われています。

 しかし北電側が提示するデータが不十分だとして審査が進まず、再稼働のメドはたっていません。

 26日の決算発表で金井社長は、電気料金の値上げは、顧客や北陸経済への影響が大きいことから抑制的に考えたいとした上で、原発再稼働の見通しが立たないと抜本的な収支改善ができないため、値上げも検討しなければならないと述べました。

 ただ、値上げの具体的な時期や値上げに踏み切る条件については、言及を避けました。

 また、今期の見通しについても、再稼働のメドが立たない状況では、収支が大幅に変動するため、利益予想や配当予想を発表できないと話しました。

チューリップテレビ

Yahoo!ニュースからのお知らせ