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盗塁数は少なくとも「技術」は進化 存在感際立つ現代の韋駄天たち

4/26(水) 12:33配信

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現代の走塁技術の高さを証明する2選手

 4月25日現在、セ・パ両リーグの最多盗塁はパがソフトバンクの柳田悠岐の6個、セが広島の安部友裕の6個となっている。

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 柳田には山田哲人(ヤクルト)に続く2回目のトリプルスリーの期待がかかるが、今年の盗塁王は両リーグともに40個台にとどまりそうだ。ちなみに昨年は、パが糸井嘉男(オリックス、現阪神)、金子侑司(西武)の53個。セが山田哲人の30個だった。

 これらの記録はシーズン盗塁記録の50傑にも入らない。NPBでは阪急で活躍した福本豊が1972年に記録した106盗塁を筆頭に、70盗塁以上が14回、60盗塁以上は32回も記録されている。

 近年のNPBでは盗塁数は減っている。毎試合走るような韋駄天は少なくなった。

 これは選手の資質というより、野球の戦術や技術が変化したことが大きいようだ。セイバーメトリクスでは、盗塁は重要視されない。塁を奪うのは勝利にはプラスだが、アウトになればアウトカウントが増えて走者もいなくなる。その損失の大きさを考えれば、成功率の低い盗塁はすべきでないという考えだ。

200盗塁以上の選手で盗塁成功率10傑は…

 また、バッテリーでの盗塁阻止の技術も向上した。大部分の投手はクイック投法で投げるようになり、捕手の送球技術も向上している。簡単に盗塁できなくなったのだ。

 しかしその中をかいくぐって盗塁をする選手は、スピードもあり、技術的にも優秀だ。現代の盗塁技術の高さを証明する選手が2人いる。昨年限りで引退した元巨人の鈴木尚広と、現楽天の松井稼頭央だ。

 以下はNPBで200盗塁以上を記録した選手の盗塁成功率10傑。※は現役。

 選手    盗塁 盗塁死 成功率
1鈴木尚広   228  47  82.91%
2広瀬叔功   596  123  82.89%
3松井稼頭央※ 362  80  81.9%
4赤星憲広   381  88  81.2%
5木塚忠助   479  114  80.8%
6河西俊雄   233  61  79.3%
7福地寿樹   251  70  78.2%
8福本豊    1065  299  78.1%
9山崎隆造   228  65  77.8%
10石毛宏典   243  71  77.4%
(公式記録で盗塁死を記録していなかった時期の選手を除く)

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最終更新:4/26(水) 13:55
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