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【特集】ごはんの“おとも”に異変!?

毎日放送 4/26(水) 16:19配信

ご飯のお供、あの黒い食べ物が高騰しているという話です。いったい何が起きているのか?

10億枚も足りない

「値段が上がっているものがあると聞いたのですが」(山中真アナウンサー)
「全商品が上がるカテゴリーがひとつあるんですよ」(ニューマルシェ加工食品部 松倉隆部長)

全商品が値上がりしているモノの正体とは…

「こちらの海苔になります」(ニューマルシェ加工食品部 松倉隆部長)
Q.これ全部?
「全部(値上げ)ですね」
Q.手巻き寿司なんかで使いますよね
「これも20枚入りが15、6枚になって値段据え置きになると思います」
Q.2割減で値段は据え置き?
「そうですね」

実は海苔の値上げはここ数年続いていて、1枚あたりの平均単価は10年前より55%も上昇。こうした状況に、そばには欠かせない「もみのり」の製造を中止したメーカーも。

Q.海苔はどれくらい獲れていない?
「80億枚需要があるらしいけど70億枚しか獲れていない」(松倉隆部長)
Q.10億枚も足りてないんですか?
「そうなんです」

海苔の危機に買い物客は…

海苔といえば節分の巻きずしは今や国民的行事に…サラリーマンのボトルキープならぬ、のりの佃煮キープもかつてのトレンドだったとか。日本の食文化の1つ海苔の危機に、買い物に来た皆さんは…

Q.いつも家に海苔がある?
「ある」(買い物客)
Q.海苔が値上がりするんです
「上がるんやってね。いっぱい何もかも上がる。おにぎり食べられへんな!」
Q.海苔の替わりは?
「ゆかりとかワカメとか…ああいう混ぜるやつあるやん」
Q.周りは?
「なし!」

Q.焼き海苔買うことは?
「うちら商売で買う」(買い物客)
Q.何の商売?
「寿司屋」
Q.仕入れ値上がってる?
「上がってる、いい海苔にしたらどんどん上がっていく」

海苔がここまで減っている

未曾有の危機はいつまで続くのか…取材班は大阪湾へ。

「大阪府阪南市の西鳥取漁港にやってきました。ここ大阪でも海苔を獲っているんですね…」(山中真アナウンサー)

名倉勲さん(57)。いまは3軒しかない大阪湾で海苔の養殖をする業者で、この道40年というベテランです。今期はすでに生産を終えていますがここで大阪湾の隠れた逸品「大阪海苔」の生産を手がけています。ところが…

「のりはこんな色、黒くてつやがある、最後の方はこんなん」(名倉水産 名倉勲さん)
「全然違いますよ!」(山中真アナウンサー)

違うのは色だけではありません、まず色の薄い海苔をいただいてみると…

「礒の香りがいい!こんなおいしい海苔なかなか普段食べられないですよ」(山中真アナウンサー)
「いやいや、やっぱり海苔はこっちやで」(名倉勲さん)

では色の濃い方は…

「全然違う!こっち(色の濃い)海苔の香りといったらこれですね。さっきの(色の薄い)は磯臭くて海の香りが強すぎる、こっち(色の濃い)はうまみが凝縮されてる…おいしい!」(山中真アナウンサー)

Q.今年はこの黒い海苔の獲れた量が…
「めちゃくちゃ少ない、(例年の)半分以下」(名倉勲さん)
Q.値段はどれくらい違う?
「これ(黒い海苔)20円としたらこれ(色の薄い海苔)5円くらい」
Q.4倍?
「4倍は差があく。3円かもしれん」
Q.それなら7倍?
「7倍」

今年は海苔の生産が全体で20%減った上に、高値がつく黒々とした海苔が例年の半分程度しか獲れなかったといいます。

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最終更新:5/24(水) 16:47

毎日放送