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こいつ……動くぞ! 次世代恋愛アドベンチャーゲーム『Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)』プレイインプレッション【ネタバレなし】

4/27(木) 11:02配信

ファミ通.com

●全編がアニメーション! ヌルヌル動いてます!
 2017年4月27日、PureWishよりついに発売されたプレイステーション4用ソフト『Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)』。本作の記事を担当しているライター・リプ斉トンが、ゲームの特徴とシステムをお話のネタバレなしに解説。これを見れば、ゲームをプレイしたくなるはず!

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 こんにちは、三度の飯のつぎくらいにノベルゲームが好きなライター、リプ斉トンです。今回は前々から注目していた『Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)』がついに完成したということで、事前にプレイさせてインプレッション記事を書かさせていただくことができました。よろしくお願いします。好きな献立は、カレーです。

 さて、本作『Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)』がどんなゲームかをひと言で言いますと、“全編がアニメーションするテキストアドベンチャーゲーム”。いままでのアドベンチャーゲームですと、主人公と会話するキャラクターの静止画が画面に表示され、静止画のみ、もしくは瞬き(目パチ)やボイスに合わせて口が動く(口パク)というのが基本でした。しかし、本作はそこから一足飛びにゲームが進化し、キャラクターが全編アニメーションをするという驚きの内容になっています。

※『Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)』ムービーページ

 キャラクターは2Dのイラストですが、3DCGで作られたキャラクターと見間違うように違和感なく、スムーズに動くさまは、ゲームの進化を感じます。開発の方に聞くと、各シチュエーションやボイスに合わせてすべて手づけでアニメーションをセットしているとのこと。さらに、もうひとつお伝えしたいことがありまして、通常の会話シーンだけでなく、イベントCGを使ったシーンもヌルヌルとアニメーションします。ゲーム開発者ではないのでその作業量は計り知れないですが、ゲームのボリュームを考えると、素人目にも気が遠くなりそうになります。私はこういったテキストアドベンチャーゲーム、ノベルゲームをプレイする際は、早く先が見たいがために会話を目で追って読み終わったらコントローラのボタンを押してつぎの会話を表示するようなプレイをすることが多いのですが、本作では通常の会話シーンでもキャラクターが細かく動きを見せてくれるので、一定の速度で自動で会話が進む“オートモード”でプレイするようになりました。ボイスに合わせて口パクが完璧なタイミングで行われているのもすごいと思いますが、右のキャラクターに話しかけるときは目を右に、左のキャラクターに話しかけるときは目を左に動かすなど、非常に細かく動きがセットされていて、動きを見ているだけでも楽しくなります。「これが全編に渡って続くの?」と思うほど、細かく細か~くキャラクターが動くのです。少しでもプレイすれば、そのクオリティーの高さにきっと驚くとともに、開発の方の飲んだエナジードリンクの数を心配せずにはいられません。本作をプレイする際には、時間が許せばオートでプレイしていただくことをオススメしますよ。

●ええい! お話はどうなんだお話は!
 さて、テキストアドベンチャーゲーム、ノベルゲームのインプレッション記事を書くときにいつも悩むのが、お話をどう解説するのかということでしょうか。詳しく書くと当然ネタバレになってしまうので、詳細を明かさない程度にゲームのお話の解説と感想を書きたいと思います。チェケラ!

 ゲームの舞台となるのは、研究開発が盛んに行われている詩波(うたなみ)市という近未来都市。主人公である神代湊斗(かみしろみなと。名前は変更可能)は、早々に両親を事故で亡くしてしまい、妹の風歌とふたりで生活をしています。湊斗には、病弱な幼なじみで入院生活を送っている花音という女の子がいて、彼女もまた両親を事故で亡くしていました。そんな彼女ですが、体の調子がよくなってきたので、主人公の家に同居をするようになります。花音は長いあいだ病院暮らしをしていたため、一般的な生活を送るのは久しぶり。主人公や周囲の友だちは、彼女がふつうの生活を取り戻せるように、いろいろなイベントを計画していく……、というあらすじになっています。

 じつは、すでに公式サイト等でも発表されていることではありますが、ゲーム前半は一般的な恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる“ギャルゲー”的な王道の甘々展開が続くのですが、ゲーム後半になると雰囲気は一転。ここではとても言えないような激動のお話へと続いていくのです。本作の世界では、「“X型ウイルス”という謎の病気が発生し、これに感染してしまうとほかの人を襲うようになってしまう」という話題が端々に出てきます。そのウイルスの話題はニュースなどで見るくらいで、主人公たちのような一般人には無縁のこと……のはずなのですが、その脅威は徐々に詩波市にも近づき……。こういった内容は公式サイトにも掲載されているため事前に知っていることになりますが、ゲームをプレイした当初は、その前半の物語のあまりの“ふつうっぷり”に、序盤は「本当にそういった展開になるの?」、「こんなにみんな幸せそうなのに?」と疑問符を挙げてしまいました。本作をプレイすれば、多くの人が同じような感想を抱くのではないでしょうか。

 「徐々にその日常が崩れていく……」。公式サイトのプロローグでも語られていますが、まさにこの言葉のとおり、物語の途中からはアレでコレな展開になっていきます。ゲームライターというお仕事は、一般のお客さんよりも早くゲームが(もちろんお仕事で)プレイできるというのはゲーマー冥利に尽きるのですが、早くプレイできた分、ゲームの感想を共有することができないというのが非常にツラい。許されるのならば、ここにフォントのサイズを50くらいにして「〇〇〇は×××で本当に□□□だよね!」みたいな原稿を書きたい! そしてプレイヤーの方々と感想と情報を共有したい! いまはそんな気持ちでいっぱいです。

 ちなみに、ゲーム前半で誰と親交を深めたかによって、どのヒロインのルートに行くのかが決まります。お目当てのヒロインのルートに行くためにはそのヒロインとの会話を重ねればいいわけです。「誰と話をするか?」といった選択肢はお目当てのヒロインを選べばいいし、「どこに行くか?」といった選択肢の場合、そのヒロインが行きそうな場所を選択すればオーケー。フラグは難しくはないし、必ず見なければいけないイベントもありません。ルート選択の難度は低いので、どのヒロインのルートに行きたいという人でもストレスなく遊べるはず。

 また、私はゲームをプレイするときに、ニューゲームではなくオプションから開き、自分好みに設定をいじってから始めるような人間なのですが、本作はプレイのしやすさ、俗に言う“ユーザビリティ”にも優れたゲームだと感じました。△ボタンを押すと、そのシーンでクイックセーブを行うことができ、□ボタンでメニューを開いたあとに△ボタンを押すと、瞬時にクイックセーブをした場所までクイックロードが行えます。このクイックロードが爆速。ウサイン・ボルト氏とどっちが早いか、というレベルで早いです。さきほどの選択肢を選ぶ場面ではこのクイックセーブとクイックロードを多用することになりますが、この速度は感動ものなのでぜひ活用していただきたいところ。そのほかにも、既読スキップ、オートモード、過去テキスト表示、メッセージウィンドウをオフにしてイラストを見て楽しむといった、恋愛シミュレーションゲームにはほしい機能は、もちろん搭載。コアなゲーマーでも安心して楽しめますね。

 本作は、幸せな日常、そして、激動の非日常のふたつが楽しめる恋愛シミュレーションゲームとなっています。甘々な恋愛とサスペンスの両方が楽しめる作品! ということでオトクな印象もありますが、サスペンスに巻き込まれるのは、甘々な恋愛を体験した自分とヒロイン……と考えると、少し悲しい気分になるかも。ですが、各ヒロインのルートをプレイすれば、きっと涙なしには語れない、ステキな体験ができること間違いなしです。「まさか!」、「そんな!」と言ってしまうような展開が目白押し。いい意味で自分の予想を裏切られるようなお話が読みたい、といったテキストアドベンチャーゲーム、ノベルゲーム好きな人にはたいへんオススメな一作となっています。“究極の選択と、歌が奏でるストーリー”、その結末は!? 本作をプレイした人と、どこかで感想を情報を共有できることを願って! それではまた!

■筆者紹介

リプ斉トン:週刊ファミ通、ファミ通.comライター。アラサー系ゲーマー。好きなカップサイズはDカップ。Cだとちょっと物足りないけど、Eだと大きすぎるかな……、やっぱりDがベストか? と妄想にふけることしばしば。本作では、メインヒロインの柊花音ちゃん推しでお願いします。ってやっぱりおっぱい大好きなんじゃねえか!

Song of Memories(ソング オブ メモリーズ)
メーカー:PureWish
対応機種:プレイステーション4
発売日:2017年4月27日発売予定
価格:6800円[税抜](7344円[税込])
ジャンル:アドベンチャー



(C)PureWish/Future Tech Lab Co., Ltd. Confidential ※画面は開発中のものです。
※本ソフトウェアでは有限会社M2の「E-mote」を使用しています。
M2の社名及び「E-mote」は、有限会社M2の商標または登録商標です。

最終更新:4/27(木) 11:02
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