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遅くとも30代までに知っておきたい「お金持ち」への道

4/27(木) 19:49配信

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人生は30代がターニングポイントになります。30代でチャンスをつかむことができない人は、40代、50代になっても、おそらくチャンスをつかむことはできないでしょう。30代までが勝負です。あなたが20代、30代をどう生きるかで、あなたの人生の行方がほぼ決まってしまうのです。ですから、私は20代、30代といった若い人たちに「とにかく、経済や金融の実践的な勉強しなさい」とアドバイスしています。

(本記事は、菅下清廣氏の著書『10年後に差が出る! 富を作るために「お金」と「経済」を学びなさい』(かんき出版)の中から一部を抜粋・編集しています)

■経済や金融を学ぶ3つのメリットとは?

なぜ、30代で経済や金融を勉強しなければならないのでしょうか? 経済や金融を勉強するメリットは、私は主に3つあると思っています。

まず1つ目は、「経済や金融を知るとお金持ちになるチャンス、確率がグッと高まる」ということ。例えば、世の中には経済や金融の知識がまったくなくても、たまたま始めたラーメン屋が大当たりして、商売で大儲けする人もいます。たしかに、そういう例外はありますが、そういう人も金融や経済のことを知らないと、長く成功し続けることはできないでしょう。

なぜなら、経済や金融の知識に裏打ちされた「経営のノウハウ」がないからです。おそらく、そうしたノウハウがないままに経営を続けると、調子に乗って店舗を拡大し、最終的には潰してしまう、というのがオチではないでしょうか?

反対に経済や金融の知識に裏打ちされた「経営ノウハウ」を持っていれば、お金持ちになる確率は高いと言えるでしょう。例えば、株式投資について一生懸命勉強すれば、月収20万円の人が、毎月40万円の収入を得ることだって、理論上は可能です。会社の給料を倍にしようと思ったら、それこそ数十年、我慢して働き続けなければなりません。しかし、株式投資を勉強することによって、それが1~2年の間に達成できてしまうかもしれないのです。

次に2つ目のメリットですが、経済や金融の知識が身についていると、「バカな儲け話に騙されない」という点が挙げられます。これは非常に大切なことだと思います。例えば、以下のような宣伝文句で投資を勧められたら、あなたはどうしますか?

「元金保証で、年間20%の利回りをお支払いします」

年間の利回りが20%ということは、仮に100万円を投資すれば、1年間で20万円の配当をもらえるということ。しかも、元金の100万円は減ることがなく、しっかり保証されるというのです。

経済や金融の勉強をしている人なら「そんなことありえない…」「これは詐欺だな…」と、すぐに気づくことでしょう。しかし、信じられないことに、世の中にはそうしたうまい儲け話に乗せられ、大損させられるケースがあとを絶たないのです。

つまり、金融や経済の知識があれば、自然と投資をするうえでの常識が備わります。だから非常識なうまい投資話には、すぐにおかしいなあ?というチェック頭脳が働くのです。

経済や金融の基礎知識は、柔道でいうと「受け身」のようなものです。相手がどんな技をしかけてきたとしても、受け身さえしっかりしていれば大けがをすることはありません。さらに受け身はうまくなればばるほど、次に攻撃の態勢をしっかり取れるようになります。

経済や金融の知識が身に付くと、騙されないだけでなく、その知識を使ってどんどん攻める、つまり、お金を稼ぐことも可能になるのです。

経済や金融の知識を学ぶ3つ目のメリットは、「良いパートナーを選べるようになる」ということです。あなたが女性なら、いい旦那さんを選べるようになるでしょう。男性であれば、良い彼女を見つけられるようになると思います。ビジネスパートナーを探している場合も、良いパートナーを選ぶことができるはずです。

私は、その人のグレードを確かめるためには、経済や金融の知識があるかどうかを確かめるのが一番だと思っています。はっきり言って、日経新聞くらい目を通している男性でないと、レベルが低すぎます。

一度しかない人生、どうせならレベルの高い人と付き合い、お互いを高めあうような人生を送るべきではないでしょうか? 相手がつまらない芸能スキャンダルやスポーツ番組の話しかできないならば、その人のレベルはたかが知れています。であれば、初めから付き合わないほうが無難です。

もちろん、人間のグレードは、経済や金融の知識だけでは決まりません。例えば、絵画や音楽の知識など、総合的なレベルを見ないと、その人自身を判別することはできません。しかし、生活に一番役立つには、やはり何と言っても、経済や金融の知識です。

■知的財産を増やせばお金持ちになれる

私は、お金持ちには、主に2種類のタイプの人間がいると考えています。1つ目のタイプは、「自分の両親や祖先がお金持ちで、それを引き継いでお金を持っている人」。つまり、自分の能力に関係なく、祖先の遺産を引き継いで、お金を持っている人たちです。

そして、もう1つのタイプが、「自分の知恵、才覚、努力で新しい富を作る人」。例えば、サラリーマンの家庭などに生まれ、親から引き継ぐ資産はなくても、10代、20代、30代で勉強を重ね、ベンチャー企業を始めたり、投資で成功したりして、新しい富を作り出す人です。

いわば、「無から有を創造できる人」と言えるでしょう。

では、前者と後者では、いったいどちらが人生を楽しむことができるでしょうか? 私は、圧倒的に後者だと思っています。後者は、もともと失うものがないわけですから、一回きりの人生で思い切ってチャレンジすることができます。私の人生を振り返ってみても、チャレンジすることの楽しさは、何物にも代えがたいものといえます。

では、現在の日本で富を作るためには、いったいどうしたらいいのでしょうか? これからの時代は「知恵」「才覚」で富を増やす時代です。知恵や才覚から生み出された「知的財産」がお金になるのです。「知的財産」さえあれば、裸一貫で誰にでものし上がるチャンスがある。見方を変えれば、非常に恵まれた時代と言えるのではないでしょうか?

では、あなたの「知的財産」を増やすためには、いったいどうしたらいいのでしょうか? 私は2つの方法があると考えています。1つ目は、本をたくさん読むこと。こういう時代だからこそ、本を読まなくては知恵や情報を手に入りません。ジャンルを限定せず、どんどん本を読むべきです。

2つ目は、いろいろな人に出会って、話を聞くこと。例えば、私は若い時に、積極的にセミナーに足を運びました。勉強会やパーティーに参加し、できるかぎり、良い人に出会う努力をしたのです。

■経済や金融は「生きた学問」である

まず覚えておいていただきたいのは、経済や金融というのは、「生きた学問」であるということ。企業でいくら勉強しても、限界があります。ですから、大学で習う経済学や金融は、社会では役に立たない。そう思っておいた方がいいでしょう。

大切なのは、経済や金融の知識を使って、「いかに自分の生活を豊かにするか」「いかに人生を楽しくするか」ということです。実践で役に立たなければ、いくら用語を覚えたところで、使い物にはなりません。

あなたは経済や金融に対して「とっつきにくい」というイメージを持っているかもしれません。そのイメージは、どのように払拭すればいいのでしょうか? それには「身近な生活」に結び付けて考えることです。

私はよく「ドルを持っているんですけど、いつ換えたらいいですか?」「ユーロを持っているんですけれど、どうしたらいいですか?」といった質問を受けるのですが、まずはそうした身近なところから、経済や金融について考えてみるといいでしょう。自分の生活に結び付ければ、リアリティを持って、経済や金融を理解できるはずです。

経済や金融を身近な問題としてとらえられるようになったら、次の段階にステップアップしましょう。次の段階として大切なことは「データ」を頭に入れることです。株、債券、投資信託、FX(外国為替証拠金取引)、外貨預金など、何を始めるかはあなた次第ですが、その第一歩として、まずはデータを頭に入れることが大切です。

どんなデータを頭に入れればいいのか? あなたが頭を悩ませるところではないかと思います。情報はまず、「自分にとって大切な情報か、それとも不要な情報か」という視点で選別することが大切です。私はまず「自分視点」で情報を分別することが大切だと思っています。

本書では、世界経済を読み解くためのキーワードとして、「為替」「物価(デフレとインフレ)」「金利」「株価」「GDP」「BRICs」「商品(コモディティ)」の7つを挙げてそれぞれ説明をします。この7つのキーワードは「基本情報」として押さえておいてください。そのあとは自分の興味に沿って情報を分別し、情報を増やしていっていただければと思います。

菅下 清廣
スガシタパートナーズ株式会社代表取締役。国際金融コンサルタント、投資家。立命館アジア太平洋大学学長特別顧問。

最終更新:4/27(木) 19:49
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