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<我孫子女児殺害>追悼の声止まず 遺体発見から1カ月

4/27(木) 10:40配信

千葉日報オンライン

 千葉県我孫子市北新田の排水路脇でベトナム国籍の松戸市立六実第二小学校3年、レェ・ティ・ニャット・リンさん(9)の遺体が見つかった殺人・死体遺棄事件で、遺体の発見から26日で1カ月となった。遺体発見現場には、この日も多くの人が献花や焼香に訪れた。松戸市六実地区の六実市民センターの献花台では、本郷谷健次・同市長が花束を捧げ、リンさんの冥福を祈った。

 本郷谷市長は、カーネーション、トルコキキョウ、カスミ草の花束を献花。「1カ月ということで一つの区切り」としたうえで、「(事件は)あってはならないことで、一生懸命やっていたが守れなくて申し訳ない。犯人が捕まり、悪いことをした人を罰して、このようなことが二度と起きないようにみんなで努力する。天国でまた明るく歌ってほしい」とリンさんへの思いを語った。また「この1カ月、市民は不安な状況が続いていたが、落ち着きを取り戻していくことを期待している」と話した。

 市民センターには市長以外にも多くの人が訪れ、船橋市から市民センターに献花に来た主婦(46)は「かわいそうで心が痛い。このような事件が二度と起きないことを願っている」と悲痛な面持ちで話した。

 我孫子市の遺体発見場所には連日リンさんを悼む人が訪れ、花束のほか、菓子、ベトナム語アニメのDVDなども供えられている。この日も多くの人が祈りを捧げた。

 同市の無職、中丸邦男さん(76)は「孫と同世代なので悲しい。容疑者が保護者会会長とは。防ぎようがなくて、ぞっとする」と話し、手を合わせた。茨城県取手市から献花に訪れた主婦(70)は「ひどい事件でかわいそう。犯人が子どもを守る人だったら、子どもは誰を信じていいかわからない。親も誰に子どもを委ねていいのか」と顔をゆがめた。

 5回目の献花という我孫子市の指揮者、野村秀美さん(67)は「容疑者が黙秘を続けていることが許せない。ベトナムの人たちに謝ってほしい」と憤った。現場に目を向けて「こんなところに寒い中、捨てられて言葉がない」と表情をこわばらせ、「亡くなった妻が育てていたなでしこの花を供えた。妻は天国に行けたと思うので、リンさんも天国に行けるように」と願った。