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古河電工、車用ハーネスの軽量化加速。接続端子種類の拡充でアルミ電線化推進

4/27(木) 6:01配信

鉄鋼新聞

 古河電工は自動車用ワイヤハーネスの軽量化を加速する。子会社のハーネスメーカー古河AS(本社・滋賀県犬上郡、社長・柴田勝美氏)ではアルミ電線を信頼性・低コストで接続するα端子を約3倍の25種類に拡充。車内の多様な回路でアルミ電線を導入しやすくした。併せてアルミ電線の加工時のシミュレーション技術を強化するとともに、銅電線の強度を高め細径化。車1台当たりのワイヤハーネスの重量は2025年には3割減を目指す。同社が26日発表した。

 自動車電装化で回路数が増加する中、さらに燃費を高めるためアルミハーネスが注目されている。電線を銅からアルミにすると重量を約3割抑えられるが、接続に用いる銅端子と接点で腐食をなくすことが課題。古河電工は材料の銅条や精密で高速なレーザー溶接、プレス加工などグループの技術を集めたα端子で、低コストで高い防水性を実現し腐食の課題を解決している。
 これまでα端子は1シリーズ8種類だったが、細い電線にも対応きるようプレスや検査などの技術を高めるなどして品ぞろえを拡充。今年から3シリーズ25種類に増やしてコストや信頼性の面で、より幅広い回路でアルミ電線を導入しやすくした。端子は他のハーネスメーカーにも拡販し、20年には年間1億個の販売を目指す。
 また銅電線と柔らかさが違うアルミ電線をハーネスに組み立てる際に重要となる技術開発も推進。基礎的なデータの蓄積を進めながら、シミュレーション技術を強化する。アルミ電線の提案拡大と合わせて銅電線については合金化で強度を高めて細径化を進める。

最終更新:4/27(木) 6:01
鉄鋼新聞