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共英製鋼のベトナム子会社製鉄筋、ホーチミン市地下鉄工事で採用拡大

4/27(木) 6:02配信

鉄鋼新聞

 【ホーチミン発=一柳朋紀】共英製鋼(本社・大阪市、社長・森光廣氏)のベトナム子会社で電炉一貫メーカーのビナ・キョウエイ・スチール社(VKS社、社長・岩佐博之氏)が、ホーチミン市での地下鉄工事案件で採用実績を拡大している。ベトナム国内では初の地下鉄となり、日本政府の円借款(ODA)により建設中。
 2020年の運転開始を目指して工事が進められているが、このほど拠点駅での駅舎工事が始まり、VKS社が納入した異形棒鋼やネジ節鉄筋が使用されている。

 鉄筋はまず、加工ヤードで加工される。その後、地中に埋設される。地下鉄駅舎は地下4階構造になるため、各階の床につながる鉄筋部分には、ところどころでネジ節鉄筋が使用されている。
 VKS社は11年から共英の技術移転でネジ節鉄筋を生産開始。同年9月に隣国カンボジアのODA案件であるネアックルン橋建設向けに3千トン受注した後、ベトナム国内でもハノイのイオン、ホーチミンでのODA案件の高速道路などでも採用され、今回の地下鉄工事向けも受注した。
 VKS社は1994年設立。96年から単圧ミルとして操業開始し15年から電炉(製鋼)を稼働、電炉一貫メーカーとなった。株主比率は共英製鋼45%、国営鉄鋼メーカーのVNスチール40%、三井物産9%、伊藤忠丸紅鉄鋼6%。

最終更新:4/27(木) 6:02
鉄鋼新聞