ここから本文です

今村復興相辞任、教訓生かせず 謝罪重ね疲労色濃く

4/27(木) 10:18配信

佐賀新聞

 「大変、申し訳ございません」。26日朝、安倍晋三首相に辞表を出した後、官邸で記者団に囲まれた今村雅弘復興相。消え入るような声で、わずか4分の間に6回も謝罪の言葉を繰り返した。カメラの放列を前に両手の指先は大きく震え、眠れなかったのか顔には疲労の色が濃くにじんでいた。

言葉の重みを感じていた今村氏

 最初の失言後、佐賀新聞の取材に「相手に届くように伝えることが大切だと感じている」と、国務大臣としての言葉の重みを感じていた今村氏。教訓は生かされることなく、国会審議が止まるほどの大きな波紋となって辞任した。

議員辞職は否定

 記者団から議員辞職についてただされると、「残された職責をしっかりやっていく」と否定した。最後に「迷惑をお掛けしました」と頭を下げ、重い足取りで官邸を去っていった。

 永田町の議員事務所も一連の失言で対応に追われた。記者に激高した4日の会見後、議員事務所には抗議の電話とファクスが殺到した。いつもは開けっ放しの事務所入り口のドアも閉ざされていた。今村氏自身が国会答弁で謝罪、撤回し、真意を説明したことで、事態は落ち着きつつあった。

 事務所の扉も開けられ、寄せられる被災者からの電話も激励が増え、事務所スタッフの表情も明るさを取り戻してきた矢先だった。

 「まだ東北で良かった」と発言した前日夜の所属する派閥のパーティーでの講演。事務所のドアは再び閉ざされ、スタッフは抗議の電話に対応した。

最終更新:4/27(木) 10:18
佐賀新聞