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東芝メモリー争奪戦 ー 買収を狙うウエスタンデジタルCEOの告白

4/27(木) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

東芝が進める半導体メモリー事業の売却 - 買い手候補らが提示している金額は2兆円を超えると言われる。この超大型の事業売却に意欲を示すのは当然、世界のビッグプレイヤー企業だ。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業、韓国のSKハイニックス、米ブロードコム、そして、東芝の合弁生産パートナーで米半導体大手のウエスタンデジタル(WD)。

WDは昨年、三重県四日市市でフラッシュメモリーを東芝と共同で生産してきた米サンディスクを158億ドル(約1兆7400億円)で買収した。そのWDは東芝のメモリー事業の売却は契約違反だと主張する。すでに抗議の書簡を東芝に送りつけている。今月、WDのマーク・ロング(Mark Long)最高財務責任者(CFO)は来日した際に、事業売却をめぐって、東芝はWDと独占的な交渉をするべきだと、ブルームバーグやロイターとのインタビューで語った。また、WDが官民投資ファンドの産業革新機構や日本政策投資銀行と協議していることを明かした。

WDが描く東芝メモリーの近未来の姿、そして世界の半導体を取り巻く環境について、同社の最高経営責任者(CEO)スティーブ・ミリガン氏が寄稿した。

寄稿文の要点

・マイク・ペンス米副大統領、麻生太郎財務大臣を中心とする政府高官は会談で、半導体業界における中国の台頭をテーマに議論
・日米エンジニアの連携は技術革新を促す
・日立と連携したグローバルストレージ・テクノロジー、東芝とのNANDフラッシュの合弁は、日本の生産技術とシリコンバレーのイノベーションのコラボレーション
・サンディスクと東芝の合弁事業は日米協力の1つ
・東芝が深刻な経営課題に直面しているのを看過することはできない
・東芝とその債権者に、危機から脱出するための資金を提供する
・東芝のメモリー事業の優れたエンジニアを長期的に雇用していく
・NANDフラッシュメモリーは、IoT、自動車のインターネット化、AR、VR、AI、機械学習、ロボティクスなどの中核的役割

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最終更新:4/27(木) 21:10
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