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アサリ不漁で現状訴え 漁協、行政に抜本対策求める /木更津

4/27(木) 11:42配信

千葉日報オンライン

 木更津市名産のアサリが不漁に陥っているとして、同市中島の金田漁協(武内秀雄組合長、組合員542人)は25日、県や市の幹部らと組合代表者による意見交換会を初めて開催した。組合総代ら約70人が出席し、現場の声を行政に伝え抜本的な対策を求めた。

 金田漁協によると、二枚貝の水揚げはここ数十年で著しく減少、約10年前のウミグモの発生でアサリ漁が打撃を受けてきた。同漁協では、組合員による個別売買のためアサリの正確な水揚げ量は把握されていないが、昨年と比べ今年は「全く採れない状況」という。

 漁協の重要な収入源である潮干狩り場では、県外産アサリの放流割合を増やしているが、全国的にアサリが採れないため仕入れ値が上がり、利益率が落ちているという。

 意見交換会で総代らは「生活できない。補償の検討を」「ウミグモの駆除方法を改めて研究して」などと訴え。新たな海産物の養殖やその技術指導を求める声も上がった。

 アサリ減少やウミグモ発生の根本的な原因は不明といい、県漁業資源課は「漁師の経験的な知見と科学的な知見を合わせ、一歩一歩取り組んでいきたい」とした。