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漁村文化発信へ「あおぞら食堂」開催 氷見市

4/27(木) 18:28配信

北日本新聞

 氷見市は、漁村文化が体験できるエリアとして大境地区の観光開発に力を入れる。5月14日に同地区で、1日限定の食のイベント「漁師町あおぞら食堂」を、市観光協会の主催で初めて開催。市は観光庁と連携した同地区でのマーケティング事業も進める。林正之市長が27日、定例記者会見で発表した。

 大境周辺には国指定史跡の大境洞窟住居跡のほか、番屋群のある漁村のまちなみ、九殿浜遊歩道などがある。イベントは、これらの観光資源への注目度を高めようと、市観光協会のメンバーや地元住民らが協力して企画した。

 大境漁港に近い九殿浜休憩所前で行う。「漁師の定番めし」としてかぶす汁、旬の魚の干物、小鉢などのメニューを、1食千円で限定50食を用意。予約特典として、七輪付きのテーブル席や氷見産のみりん干しのサービスもある。今後の定期開催も視野に入れている。

 一方、市は21日に観光庁の「観光地魅力創造事業」の対象に採択された。今後、大境地区をモデルとしてマーケティング調査や観光商品開発を行い、滞在型観光の促進を図る。市長は「氷見のトータルのマーケティングを考える中で地区の魅力向上も図っていきたい」と話した。

■氷見・島尾駅利用の新幹線旅行に特典 来月から市民対象

 氷見市は5月1日から、JR氷見・城端線と北陸新幹線新高岡駅の利用促進策として、市民を対象とした特典の提供を始める。9月30日まで。

 JR氷見、島尾駅から乗車し、新高岡駅経由で乗り換えて長野・東京方面に旅行する市民が対象で、先着500人に2千円分のプリペイドカードを贈る。JR氷見駅内の市観光協会事務局で整理票を受け取る手続きが必要で、駅利用に関するアンケートにも記入してもらう。

 市は駅利用者の増加により、JR氷見・城端線の直通化や、新高岡駅への「かがやき」の定期便化につなげたい考え。問い合わせは市観光協会。

■大正年間の土蔵、希望者に貸し出し

 氷見市は、同市朝日本町にある大正期の土蔵を事務所や工房、アトリエなどとして希望者に貸し出す。内部に6区画を整備しており、5月8日から市商工・定住課で応募を受け付ける。

 米蔵として使われていた築95年の建物で、日本財団の助成を受けてアートNPOヒミングが改修し、市に寄贈した。1区画約60平方メートルで、貸付期間は7月1日から10年間。共用のトイレ、水洗場はあるが、各区画の照明などは利用者による整備が必要。

 市は「活用しながら保存するモデルと位置付け、中心街のにぎわい創出にもつなげたい」としている。

 「あおぞら食堂」の予約は市観光協会、電話0766(74)5250。

北日本新聞社

最終更新:4/27(木) 18:28
北日本新聞