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バットマンとして生きる…目立つ『元捕手』たちの活躍

4/27(木) 12:15配信

ベースボールキング

目立つ『元捕手』たちの活躍

 ペナントレースも開幕からもうすぐ1カ月。開幕直後は4割を越える打率を残す選手も珍しくないが、その中で開幕から1カ月が経とうという今なお異次元のハイアベレージを残している男がいる。

 その男の名は近藤健介。苦しむ日本ハムの中で孤軍奮闘を見せる23歳は、ここまで打率.456という凄まじい数字を残してパ・リーグ打撃成績の一番上に君臨している。

 12球団で唯一の4割打者。最近では勝負を避けられるシーンも増えてきており、四球もリーグ2番目の22個まで増加。それに伴い、出塁率も.582という目を疑うような数字になった。


 近藤といえば、元は捕手としてのプロ入り。横浜高時代には“史上最高捕手”とまで言われていたが、近年はマスクを被る機会もめっきり減った。今年もここまで捕手としての出場は1試合もなく、外野手か指名打者としてバットで貢献している。

 近藤に関してはまだ捕手として登録されているため“元”とつけてしまうのはどうかと思うが、今季は各地で『元捕手』たちの活躍が目立っている。

好調打線を支える“くせ者”

 今年のパ・リーグを席巻しているのが楽天の快進撃。1番の茂木栄五郎から始まり、ペゲーロ、ウィーラー、アマダーと助っ人が3連続で続く打線はチーム打率12球団No.1の.282を記録しているが、その打線を“陰ながら”支えているのが2人の『元捕手』だ。

 まずは外国人選手たちの後ろ、5番を任されている銀次。この人もプロ入り後に捕手からコンバートされた選手だ。

 持ち前の打撃センスを活かすべく内野手に転向すると、2012年に126試合に出場して打率.280とブレイク。そこから2013年は打率.317、2014年には.327と年を重ねる毎に成績が向上。2015年はケガもあって82試合の出場に留まるも、この年も打率は.301を記録している。

 昨季は不振に苦しみ、打率.274と4年ぶりに3割を切ってしまったものの、今季は開幕から好調をキープ。重量打線を乗り越えてきた投手を苦しめる嫌らしい打撃が光っている。


 そんな銀次の2つ後ろ、7番を打つことが多いのが岡島豪郎。茂木やペゲーロといったところに注目が集まる打線の中、チームトップの打率.345をマークしている。

 この選手も“強打の捕手”としてプロ入りしてきたが、正捕手・嶋基宏の高い壁を越えることはできず。2013年から外野手として出場するようになると、79試合の出場で規定未到達ながら.323という高打率を記録。チームの日本一に貢献した。

 ここ2年は苦しいシーズンを過ごしたものの、今季は下位打線でのびのびとプレーすることで開幕から好調。抜け目ない打線の象徴として下位から相手に脅威を与えている。

 

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