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70歳まで働けます 澁谷工業が新雇用体系

4/27(木) 2:01配信

北國新聞社

 澁谷工業(金沢市)は、最長で70歳まで正社員として就業できる「AtWill(アット・ウィル)システム」を導入する。定年の60歳時に退職金を支給し、その後は本人の意思(Will)に基づいて勤務し、賞与も支払う。政府の働き方改革に呼応した取り組みで、ベテランの就労意欲を高め、技能継承につなげる。

 澁谷工業と子会社のシブヤマシナリーで7月1日から運用する。このほかのグループ会社でも実施を検討する。

 計画では、60~64歳の月給は、仕事の成果に応じて60歳時の100~60%を支給する。賞与については、60~64歳は60歳時に設定した基本給に一定の支給率を乗じた額を支払う。65歳以降は給与、賞与とも、その都度、支給額を決める。上司と人事部の意見にもよるが、60歳以降も同じ職務に就くことができる。

 澁谷工業によると、現状では、定年後に雇用を希望する社員はグループの派遣会社を通じて働く形態を取っている。現時点で約90人が派遣社員として勤務しており、就業は65歳までが目安になっている。毎年約30人が定年退職する中で、6~7割が再雇用を希望しているという。

 澁谷工業の2016年12月中間期連結決算は売上高、各利益とも過去最高を更新しており、澁谷弘利社長は「社員の働く意思を最大限尊重することが会社の成長につながる。安心して仕事に打ち込める体制をつくりたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:4/27(木) 2:01
北國新聞社