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再配達はどう減らす? 楽天が始める出店者への特別運賃・多様な受取方法の施策とは

4/28(金) 9:01配信

ネットショップ担当者フォーラム

「再配達削減」に向けた取り組みで提携を強化すると発表した楽天と日本郵便。「店頭受取拠点」の拡充、「はこぽす」「楽天BOX」といった宅配ロッカーの利用促進、「指定場所配達サービス」、配達時間などの「通知サービス」といった多岐にわたる連携を計画している。

ECプラットフォームとして初めて「再配達削減策」に乗り出すその内容は? 出店者にはどんな影響があるのか? 楽天に取材した。

 

出店者はお得? 「特別運賃の提供」

「再配達削減」に向けた取り組みによる連携強化の内容は主に、「特別運賃の提供」「多様な受け取り方法の提供」の2つ。

配送運賃をめぐっては、ヤマト運輸が宅急便の基本運賃を27年ぶりに値上げすると発表。販管費の膨張につながる送料の値上げはEC事業者にとっては最も気になるところ。今回の連携強化によって、「特別運賃」は出店者か注目が集まっている。

通常、配送料金の契約は、EC事業者と日本郵便による直接契約。「特別運賃の提供」では、楽天が日本郵便と送料に関する契約を行い、出店者に楽天市場出店の特別運賃を提供する仕組みとなる。

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配送ボリュームが大きい企業は送料に関し、ボリュームディスカウントによる配送料金で契約しやすいが、中小企業は難しい。今回の連携によって、こうした個別交渉がなかなかできなかった店舗でも、楽天市場の荷物を日本郵便で配送する際は、店舗によって以前よりも安い送料で商品を配送できるようになる。
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出店者向けの特別料金についてこう説明するのは、ECカンパニー SCMイノベーション課 ヴァイスシニアマネージャーの佐藤敏春氏。中小企業向けの一律料金の提供のように映るが、大口顧客に対しても個別対応していくという。

配送個数の多い大口顧客は、ディスカウント価格が適用されているケースがほとんど。そのため、特別運賃の提供でメリットを受けることができない可能性がある。特別運賃が契約料金を上回る場合、「楽天と日本郵便で個別に対応していく」(佐藤氏)。

なお、具体的な料金体系は非公開。4月末までには出店者への説明を始めるという。特別運賃は、日本郵便の「ゆうパック」「ゆうパケット」で配送する店舗の荷物が対象となる。

 

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