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任天堂、株価上昇はなぜ? ニンテンドースイッチに期待

4/28(金) 20:20配信

ZUU online

任天堂 <7974> は4月27日、2017年3月期の連結決算を発表した。純利益は前期比約6.2倍の1025億円となった。関連会社が手掛ける「ポケモン GO」の世界的ヒットが利益を押し上げたほか、米大リーグマリナーズ運営会社の株式売却による一時金が貢献して大幅増益となった。

■減収増益も本業の利益は10.7%減

売上高は、家庭用ゲーム機「Wii U(ウィー・ユー)」の販売不振、ダウンロード売上高の減少に加え、円高による為替の影響などが影響して、前期比3.0%減の4890億9500万円となった。本業のもうけを示す営業利益も10.7%減の293億6200万円だった。経常利益は74.9%増の503億6400万円。

2018年3月期予測は、売上高が53.3%増の7500億円、営業利益は「ニンテンドー スイッチ(Nintendo Switch)」売り上げ好調を見込んで約2.2倍の650億円。経常利益は前期比19.1%増の600億円、純利益は56.1%減の450億円をそれぞれ見込んでいる。

■3DSビジネスは爆発的な売れ行き

君島達己社長は昨年来、ニンテンドー3DSの販売状況と今後の見通し、スマートデバイスビジネス、ニンテドー スイッチの3点に絞って任天堂の業務方針を説明している。

昨年11月に世界販売した「ポケットモンスター」シリーズ完全新作の『ポケットモンスター サン・ムーン』は、1300万を超える爆発的な売れ行きで、今後も販売を伸ばす方針。

昨年12月発売の『スーパーマリオメーカー for ニンテンドー3DS』は、間もなくミリオンセラーとなり、引き続き販売を伸ばす。欧米でも売れ行きは順調。3DSビジネスは、全世界で6200万台まで販売を伸ばした。

スマートデバイスは、任天堂IPに触れる人口を増やし、事業単体での収益化に向けて、ゲーム専用機事業との相乗効果を目指していく。

片手で遊べる『Super Mario Run』はその一環で、iOS版とAndroid版をあわせて1億5000万ダウンロードに到達する見通しで、『Miitomo』に次いで3番目の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』がリリースされた。

■Nintendo Switchに「期待」高まる 株価上昇なぜ?

『Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)』は2017年3月3日、まず日本、米国、カナダ、欧州主要国、オーストラリア、香港で発売された。これはハードウエア単体であり、基本的に赤字を出さない価格設定(国内2万9980円、米国299.99ドル)となっている。

同社の発表によれば、3月末までに274万台を出荷し、世界中でほぼ完売状態が続いているという。2017年の製造台数は当初800万台を予定したが、急きょ生産を倍増することを決定している。

ゲームソフトは4月の「マリオカート 8 デラックス」に次いで、6月に「ARMS」、夏までに「Splayoon2」と発売予定。すでに70社を超えるソフトメーカーが、ニンテンドースイッチ向けに100タイトル以上を開発している。

決算発表翌日の28日、決算内容が嫌気され下落して始まったが、業績内容が予想よりも良かったこと、来期の業績予想が保守的との期待から値を戻し年初来高値を更新、前日比580円高の2万8045円(+2.11%)で引けている。(ZUU online 編集部)

最終更新:4/28(金) 20:20
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