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【急落】ヤフーの株価が決算発表翌日に▲10%下落。その理由は?

4/28(金) 12:15配信

投信1

ヤフー株急落

ヤフー <4689> は2017年4月26日の午後3時に2017年3月期決算を発表しました。そしてその翌日、4月27日に株価は対前日終値で▲10%急落となる475円で引け、東証1部ではタカタ <7312> に次いで2番目に大きい下落率となってしまいました。

第3四半期の決算発表が評価され、1月末から株価は急上昇していたのですが、この1日の下落で2月以降の上昇分をほぼ失ってしまいました。いったい何が起きたのか探ってみます。

増益基調がついに終わる

ヤフーはこれまで営業減益になることはありませんでした(2015年3月期IFRS基準の営業利益は2014年3月期日本基準の営業利益に対して微減ですが、これをIFRS基準にするとやはり営業増益でした)。

しかし、ついにこの連続営業増益の記録が止まりました。2017年3月期の営業利益は対前年度比▲15%減の1,920億円になったのです。

ただ、これが株価急落の直接の原因ではないと思います。実は2016年3月期の営業利益2,250億円には、アスクルがヤフーの持分法適用会社から連結子会社になる際に「企業結合に伴う再測定による利益」という、いわば評価益を営業利益に596億円相当計上した経緯があったのです。

2017年3月期第3四半期累計(4-12月)決算短信でも、ヤフーは営業利益が1,980億円を上回ると見込んでいました。実際の着地は1,920億円ですので、これにはやや足りないと言えますが、アスクルの物流センター火災の影響がメインだと思われます。したがって、株価下落の主因は2017年3月期の営業利益の着地だったと考えるのは難しいと思います。

2018年3月期の営業減益見通しを会社が発表

株式市場が嫌気したのは、2018年3月期の営業利益予想の方だと思います。つまり、2期連続営業減益になることが株式市場には想定外だったのでしょう。

2017年3月期の決算短信には実額は示されていませんが、決算説明資料によればこれが1,750億円から1,850億円になるというガイダンスが示されました。

減益見通しの背景ですが、ヤフーのこれまでのビジネスが変調をきたすというシナリオではありません。ヤフーはスマホシフトに成功し、ユーザー数も伸び、広告ビジネス、ヤフーオークションなどの基幹事業は順調です。先行投資事業とされるヤフーショッピングの流通総額、ショッピング広告、クレジットカードの有効会員数や取扱高も伸びてきています。

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最終更新:4/28(金) 12:15
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